21日、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長が、東京五輪・パラリンピックは、東京都に「緊急事態宣言が出されている中でも開催する」と断言したことに、ツイッター上では非難の声が殺到し「IOCコーツ副会長」がトレンド入り。大炎上する騒動になっています。
このことについて、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が各テレビ番組で発言に噛みつき話題になっているようです。
橋下氏はこの発言について「僕は感染対策をきちんとやったうえで、オリンピックはできるんだったらやってほしいという立場」と前置きしつつも「IOCの幹部のメンバーというのは、”特権階級丸出し”ですよ。本当に」と批判。
「まったく納得できませんね」とキッパリ話し「オリンピックだけやって民間事業の方は全部営業止められると。これは納得できませんし、医療状況の逼迫性も度外視した形でやるっていうのは、僕も納得できません」と明かしました。
また、オリンピック開催にあたり、一番重要なことは「国民感情」であると話した橋下氏。
たしかに現在、国民の多数派を占める開催反対の声が強まっており、今月5日から始まった大会中止を求めるオンライン署名が22日時点で約38万筆集まっていると言います。
橋下氏は「国家、国民挙げての祝典なので、みんなが気分良くオリンピックをやらないと成り立たないと思う」と話し「コーツさんもバッハさんも、何なんですかね、この人は。日本人の国民性を全く分かってないと思います」とIOCを批判しました。
東京五輪・パラリンピックの開催中止を求めるオンライン署名活動は、50万筆の署名が集まった段階をめどに、改めて中止の要望を行う予定だそうです。