カリスマ予備校講師で人気タレントの林修先生が、6月21日放送の『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)に出演。同番組は林先生やゲストが〝ニート〟に授業を行う企画がたびたび行われており、この日は昨年1月と10月に放送された授業の特別編が放送されていました。
同番組には首長にして国政政党代表も務めた橋下徹元大阪府知事も出演。林先生と橋本氏、ともに大きな影響力・発信力を持つ2人ですが、「言葉が胸に響く」という点では今回、林先生に軍配が上がったようです!
働くことに疑問を抱く若者たちと向き合った橋下氏は「労働環境に制度として欠陥があることは間違いない」と理解を示しつつも、「戦後すぐなんて今で言うブラック企業ばかりだった」「治者と被治者、治める者と治められる者が同一の日本社会では選挙で自分の利益を守っていこう」「社会構造がおかしいと言うなら治められる側にも責任がある」などと語りました。
さらに、「(働いて)親にお金を渡すこと」を1つの目標にすることを訴えた橋下氏。しかし、若者たちからは「親が勝手に産んだだけ」「(親に感謝しなければいけないという価値観で)呪縛をかけられてる人は多い」などと反論。
この意見に対し、橋下氏は子育ての苦労や経済的負担を熱く訴えかけ、自身の子どもからプレゼントされたというボールペンも引き合いにしながら、最終的には「仕事でも遊びでも完全燃焼してほしい」と投げかけました。
一方、林先生は冒頭から「1回きりの自分の人生を自分がどう使うかは基本的には自由」「他人に迷惑を掛けていなければ『ニートはダメ』だという考え方は僕には全くない」と意見し、ニートたちに一定の理解を示していました。
また、「好きな仕事しかしたくない」という若者には、「向いていることと好きなことは必ずしも一致しない」「『やりたいこと』よりも『できること』を仕事に選ぶべきだ」と力説。
林先生はその持論を表す次のようなエピソードを告白しています…
「『自己啓発本を書いてくれ』と頼まれたので、本当は書きたくなかったけど書いた」「その本が大ヒットしたので、次は自分のやりたかったグルメ本を書いた」
実体験に基づいた冷静な授業を行った林先生。熱く感情に訴えかける橋下氏でしたが、授業のウマさは現役の予備校講師だけある林先生に軍配が上がったようです!
そもそも、国民は被治者ではなく主権者なので、橋本氏が発言した服従するような響きの‟治められる側”という言葉には違和感があったのかもしれません。
視聴者からは、以下のような感想が寄せられています!
《橋下はやんわりと自分の主張で捻じ伏せたいだけに見えてしまう》
《橋下さんの話ツッコミどころ満載で全然納得できなかったし、結局は精神論?的ノリだったからなんかなあ~》
《橋下徹より林先生の話の方がスッと入ってきたわ~。 さすが塾講師…》
《林先生の話は高学歴ニートさんたちもウンウンって聞いていたけど、橋下さんの話は腑に落ちてない感じの人いっぱいいたなー》
《説教くさかったし、最終的には「選挙行け」って話になるのがもう…》