今日では物にあふれている時代でもあり、手ごろな価格でさまざまなデザインのスヌードを手に入れることができます。しかし、おしゃれをするには特別感が必要になり、それはお気に入りのブランドの商品であることや世界でたった一つだけのオリジナルアイテムであることなど、人によって特別感は違ってきます。既製品であれば、他の人と全く同じものを購入してしまうこともあり、それによって恥ずかしく感じて使わなくなってしまうこともあるものです。けれども、手作りであれば他には同じものが二つとないオリジナルとなるので、同じ毛糸玉を使ったとしても幅や長さも違うことから愛着を持って使うことができます。
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スヌードは、マフラーが筒状になった形をしたアイテムであり、生地から作られているものと編み物として作られているものとがあります。生地の場合には、シュシュを大きくしたような形で作るだけとなるのですが、シュシュよりも大きいために縫う距離が長くなり、ミシンがなければ手縫いで時間ばかりかかってしまうことになります。しかし、編み物であれば棒編みができない人でもかぎ針編みでも作ることができ、場所を選ばずにどこでも作業ができます。
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編み物でのスヌードの作り方は、編み物上級者になると編み柄を入れてみたりといろいろとアレンジもできますが、初心者であれば表編みと裏編みを組み合わせるだけのシンプルなものから作ることができます。マフラーを編むことができる人であれば、そのステップアップとして最後に筒状に閉じるだけなので手軽であり、マフラーよりも短い長さで完成させることができるので短期間で作ることができます。
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編み物でスヌードを作る時には、毛糸選びが重要になってきます。毛糸にはさまざまな素材がありますが、手ごろな価格の物になると肌触りが悪いこともあります。セーターやベストであれば、下に肌着などを着用するので直接肌に毛糸が触れることも少ないのですが、スヌードは首に直接巻くことになるので、皮膚がデリケートな部分でもあるために肌触りのチェックは欠かせません。ネットショッピングでも毛糸を手に入れることはできますが、店舗で実際に自分で手触りを確認してから購入すれば安心です。
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次に、毛糸にはさまざまな太さがあります。細いものになると薄手のスヌードを作ることができるので、二重巻きをするデザインでも衿元がごわつくこともありませんが、その分だけ編み込む回数が増えることにもなります。太い毛糸を選択すると、編む回数も少なくどんどん編み込んでいくことができるので、早く完成させることにも役立ちます。ざっくりとした風合いになるので、カジュアルなシーンでも大活躍するアイテムにすることができます。毛糸を選んだ後には、毛糸の太さに合わせたかぎ針や棒針を手に入れます。毛糸玉には、編むためにベストな針のサイズが記入されているので、それを参考にして購入するだけです。極太の毛糸になれば、鉛筆ほどの太さの針になることもあります。
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道具が揃ったら編み始めることになりますが、同じ毛糸と針を使用していても、人によって出来上がりサイズが変わってしまうということがあります。それは、編む時に毛糸をおくる緩みによって違いが生じることになり、力が入ってきつく編み込んでしまうと小さく出来上がることになります。これは、長く編んでいることによっても最初と最後で編む時の緩みが変わってしまうこともあるので、いきなりスヌードの製作を始めずにゲージ作りから始めてみるといいでしょう。10センチ四方に編んでみて、その中には何目入っているのかをチェックすることによって出来上がりサイズの見当をつけることができるとともに、手が慣れてくるので同じペースで最初から最後まで編み続けることができます。