女優として活躍する小泉今日子さんが、今月2日に放送された「SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~」というラジオ番組にゲスト出演しました。その際、アイドル時代の同期である、中森明菜さんや先輩の松田聖子さんとの話を語りました。
“花の82年組”と言われる、小泉さんとちょうど同じ年にデビューした人の中には、中森明菜さん、早見優さん、堀ちえみさん、シブがき隊など、昭和の日本を代表するアイドルが勢揃いしています。中でも同じオーディション番組「スター誕生!」から芸能界入りを果たした中森さんとは、縁があったと話します。
「お互いの事務所が赤坂にあったため、明菜ちゃんとはデビュー前から顔見知りだった。だからまだデビューする前に駅でバッタリ会ったりして“これから会社行くの?”などの会話をしていた」と小泉さんは話します。デビュー後は、2人とも爆発的な人気を誇り、世間では比較されることも多々ありましたが、小泉さんは「中森さんは本当に歌、表現力とかも素晴らしい。先輩で松田聖子さんも本当にある1つの形を完璧に作った人だ。明菜さんもそうだと思う。だから自分は、2人の新曲が出たら楽しんでいた。」と話しました。
「ライバル意識の有無」を質問された小泉さんは、「なかったんですよね」とキッパリ断言し、「昔は楽屋がみんな一緒だった。先輩も一緒にいた…聖子さんは楽屋でもとても優しかった」と振り返りながら、「明菜ちゃんは、紅白の楽屋で大部屋を使う。自分はどこでも良いから入り時間間近に行くが、明菜ちゃんは先に行って隣りを確保しておいてくれて“今日子ちゃ~ん、こっちこっち”とか言って…。ライバル意識みたいなのはなかった。」と話しました。
小泉さんは当時、ショートカットをトレードマークにセルフプロデュースに近い路線を展開していました。松田聖子さんと中森明菜さん2人にはたくさん影響を受けたといいます。アイドル時代について、「2人が完全なるアイドルとしているから、2人に出来ないことをしないといけないなと感じていた。だから今の私が生まれたみたいなところもある」と話す小泉さんは「歌も上手ではないし、踊りも出来ないから違うアイコンになるしかないみたいな。ファッションや発言とか、ちょっとカルチャー寄りになって…2人をみて明確にしていった。」と語っていました。
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