16日、歌手の浜崎あゆみさんさん(40)が、音楽プロデューサーで育ての親であるエイベックスの松浦勝人会長(54)との交際を初告白、また、歌手デビューからトップスターへ上り詰めるまでの、サクセスストーリーに秘めた出会いと別れの物語小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)が来春、テレビ朝日で連続ドラマ化されることが分かりました。
同書は、ノンフィクション作家の小松成美さんが浜崎さんへの取材を基に手掛けた“激白小説”。浜崎さんの1998年の歌手デビューからトップスターに上り詰めるまでの2年間に秘められた“出会いと別れの物語”を、赤裸々に描き出した小説。浜崎さんの代表曲「M」「Boys&Girls」などが松浦氏との交際の中で生まれたことなども明かされています。また、松浦氏ら実在する人物や渋谷109などの具体的な場所が実名のまま登場。point 258 | 1
7月31日の発売から今月6日までアマゾンの書籍ランキングの「総合」で7日間連続1位。同じく16日まで「日本文学」のカテゴリーでは17日間連続1位となっています。
初版は5万部で、幻冬舎によるとこの日までに2度の増刷で計13万部を発行。同社は「日本文学のジャンルで、このスピードでこれだけの部数が出るのは異例のこと」としています。
広告代理店関係者によると、同書は大反響を受け、映像化のオファーが相次いだそう。そんな中、テレビ朝日が映像化獲得。来春に連続ドラマにする方向で話が進んでいるようです。
キャスティングはこれからになりますが、スキャンダラスな魅力もある“平成の歌姫”を誰が演じるのかが注目されるところです。これまでにない、現役のトップスターをテレビドラマで演じること自体が珍しいだけに、さらに話題を呼びそうです。
同書には本のタイトルにもなっている浜崎の代表曲「M」が、松浦氏との交際の中で生まれた歌詞であるという事実が記載されており、その突然の告白にファンは騒然。また、「Mは“勝人のM”だったのか」「今さら昔の恋愛を持ち出さなくても」と疑問の声が。
一方で、芥川賞候補にもなった作家で社会学者の古市憲寿氏(34)は「ごく個人的な切実な物語というのは、時にとんでもない普遍性をもってしまうんだね。『M』で答え合わせができてうれしい」と評価するなど、賛否両論の議論が巻き起こっています。
20年前の1999年、松浦氏と破局直後に出演したテレビ朝日「ミュージックステーションスーパーライブ」の様子が小説で描かれています。その日、浜崎さんは生放送の歌唱中に涙をこらえられず号泣したのですが、当時は涙の理由が謎だったため、ファンの間でこの時の映像が再び注目され話題となっているようです。point 205 | 1