楽天・田中将大投手が今月7日に、昨季までの出来高払い含む推定9億円から約半減となる推定4億7500万円プラス出来高払いの単年契約でサインをしました。
田中さんは、4億円を超える大幅ダウンで交渉を終え「サインはしました。契約にサインするところで年をまたいでしまったけど、個人的に12月に海外に行っていたりしてなかなか日程が合わないところがあったので。契約の基本の内容は大筋でまとまっていたので、今日はサインするだけでした」と話しました。
一昨年にメジャーから古巣に復帰し2年間で13勝という結果に「今さら振り返るところも全然ないけど、4勝、9勝で球団の期待には届いていないし、ファンの方々の期待を裏切ってしまって、物凄くふがいないシーズンだった。まずはキャンプに万全の状態で入れるように、投球の向上というところでいろいろなアプローチは今しているので、しっかりものにしたいなと思っています。日本一という目標は変わりませんけど、個人的な部分で200勝というところは大きく超えていかないと、自分がほしいチームのタイトル(優勝)というのには届かないと思うので。そこはシーズン途中の早い段階でクリアできるのが一番良いかなと思う」と意気込みを語りました。
プロ野球の移籍を伴わない年俸ダウン額で過去最大だったのは、2016年巨人・杉内俊哉さんの5億円から5000万円で契約更改、4億5000万円ダウンでした。今回の田中はそれに次ぐ史上2番目のダウン額(4億2500万円)となりました。
球団は昨年、田中さんが保有する海外FAの権利を行使せずに残留すると発表しました。一昨年にメジャーから古巣・楽天に復帰した際に年俸9億円の2年契約を結んでおり、昨季が契約最終年でした。
復帰2年目の昨季は25試合で9勝12敗、防御率3・31でした。球団を通じて「来季こそはリーグ優勝、日本一にたどり着けるように、全身全霊を懸けていきたい」と話していました。
著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)