2020年9月3日、10月9日公開の映画「星の子」の完成報告イベントに登壇した女優の芦田愛菜さん。芦田さんが「信じる」ということに対して持論を述べたのですが、このコメントに現場からは驚嘆、一緒に舞台に立った俳優の永瀬正敏さんもべた褒めするほどでした!!
本作は“あやしい宗教”を深く信じている両親に育てられた、芦田さん演じる‟ちひろ”が思春期を迎え、生まれて初めて家族とともに過ごす自分の世界を疑い始めるさまを描いています。
この日、芦田さんは映画「星の子」の完成報告イベントに登場。映画のテーマが“信じる”だったことから、「芦田さんにとって信じるとは?」と司会者から振られると、芦田さんは「なんだろうな…」と、続けて次のように答えました…
「裏切られたとか期待していたとか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいることが信じることと思いました」
さらに、揺るがない軸を持つことは難しいとし、だからこそ人は‟信じる”と口に出して、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいのではないかと、16歳とは思えない達観した意見を語りました。
大森立嗣監督は芦田さんの言葉に「難しいよ」と驚嘆。永瀬さんも「これ以上の答えはないですよ」と感心しきりで、周囲も呆然となってました。
予想をはるかに超える答えを出した芦田さんに対し、ネット上では「愛菜様すごい」「最近のスキャンダルの本質が全部入ってる」など感心する声が多く寄せられています!
他にも、子を持つ親からは「うちの娘と大違い」「愛菜ちゃんの爪の垢を煎じて飲ませたい」と、うちの子もこんな娘になってほしいと嘆く声もみられます。
ネット上のコメントからも分かるように同年代の子供を持つ親は芦田さんがしっかりした発言をすると、とかく比べがち。しかし芸能界で子役として幼いころからの大人の世界でもまれてきた芦田さんと比べるのは酷ではないでしょうか…。
大抵、子役が大人になるにつれ、壁にぶつかることはよくありますが、子役時代の経験をすべてプラスに変えてきている芦田さんは別格なのかもしれません。
そんな芦田さんが今回の語った「信じる」ことに対しての持論は日本だけではなく海外でも話題となったようです!
9月3日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で日本関連情報を主に発信しているアカウント「小野妹子学吐槽」が芦田さんの「信じる」ことに対する考えを語る動画をアップ。
動画投稿者は16歳の芦田さんが語る「信じる」ことについての見解に、「毎回彼女の成熟ぶりに驚く」とコメントしています。
また、動画を見た中国のネットユーザーからは、「どんな経験を積めばこんな発言ができるのか」「私は23歳だが、この話に啓発された。本当に教えられた」など、芦田さんのしっかりした考えに感心するコメントがみられます。
日本にとどまらず海外からも感心される芦田さん。これからどのような大人になっていくのか見守っていきたいものですね!