去る９日、フジテレビ系人気アニメ「サザエさん」（日曜・後６時半）が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今月１７日の回から再放送になることが 分かりました。４月７日の緊急事態宣言以降、制作が止まっているのが原因で、期間は未定。１９６９年１０月５日から日曜夜に放送されてきた同番組で、新作が放送されないのは１９７５年以来 ４５年ぶり２度目。
ギネスも認定の「最も長く放映されているテレビアニメ番組」国民的番組の“緊急事態”…⁉
１０日の放送をもって収録のストックがなくなるため、１７日の放送は２０１８年５月２７日の「夫婦は以心伝心」「宿題ちゃん、こんにちは」「父さん危機一髪」の３本を流す予定。
マスオさん役は 今年３月に亡くなった増岡弘さん（享年８３）。懐かしい再会も楽しめます。オープニング映像は今年４月から放送中の「東京バージョン」のまま。関係者によると、番組最後のサザエさんとのじゃんけんは、２年前のグーチョキパーとは別のものが出てくるという。point 322 | 1
新型コロナの影響などもあり「ちびまる子ちゃん」「ドラえもん」など他の人気アニメでは既に再放送が流されているのですが…。
収録が頻繁にあり、ストック数も多い「サザエさん」の再放送対応は極めて異例。関係者によると、かつてオイルショックの影響で収録がストップし、１９７５年２月２日から３月２日までの１か月間だけ再放送になったことがあるという。point 228 | 1
去る８日にはコミック連載「ゴルゴ１３」が １９６８年の開始以来初の新作休載を発表したばかり。猛威を振るうウイルスの影響が日本を代表する漫画、アニメにまで及び始めました。
サザエさん
１９４６年に始まった漫画家・長谷川町子さんの新聞漫画が原作。現在の枠（フジテレビ系日曜・後６時半）は６９年１０月５日から続いている。再放送を含めると、のべ７０００話以上が放送されている。５０周年の昨年には「最も長く放映されているテレビアニメ」としてギネス世界記録に認定。７９年９月１６日には番組最高視聴率となる３９．４％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録。スポンサーは長く東芝が１社提供していたが、１８年３月に撤退。point 273 | 1
昔のサザエさんの良さにも、今の子ども達に触れてもらいたい…⁉
アニメ聖地巡礼・地方創生・エンタメなどに詳しいジャーナリストの河嶌太郎さんからも 以下のコメントが寄せられています。
《 サザエさんはいつ放送の回でも温かい日常を我々に届けてくれていますが、時代とともに若干の違いがあります。
視聴者として違和感が大きいのは、声優の違いでしょうか。主要キャラクターではサザエとタラオとイクラ以外のキャラクターは声優の交代を経験しています。特に 2010年代以降、長年演じてきた声優が相次いで高齢を理由に降板したり、亡くなられたりしています。古いものも再放送されるとすれば、まずここが一番の見どころになると思います。他にも、テレビや冷蔵庫といった家電が、1980年代以前放送のものだと時期によって変わっています。point 353 | 1
ただ、スポンサー面で言うと、東芝一社体制が2018年3月で終了しており、この事情から再放送は近年のものに限られるかもしれません。できれば昔のサザエさんの良さにも、今の子ども達に触れてもらいたいところです》
他にも多くのコメントが寄せられていますが…
《 是非、高橋和枝さんカツオ 増岡弘さんマスオ、永井一郎さん波平など初期の声優さんバージョン、後、伊佐坂さんではなく、サザエさんの家隣にいた浜さん一家をもう一度、見てみたいです 》
《 制作費無いならしばらく漫画の再放送ばっかでいいよ。懐かしくて面白いし充分楽しめる。特にジャンプ黄金期の漫画とか、ハウス劇場とか、大人も子供も楽しめる漫画はいくらでもあるだろう 》
《 この際だから、アニメもドラマも昭和の名作を再放送しまくればいいじゃん。その方が視聴率を稼げると思う。テレビ局もスポンサーも費用を抑えられるから、ある意味winwinだろ。とはいえ、今では放送できない作品もあるんだろうけど・・・色々と住みにくい世の中になったよね 》
等など、古くても良い作品を再放送してほしいという要望は意外と多くよせられているようでした。