青瓦台のユン・ドハン国民疎通首席が、GSOMIA(菅官房長官は日刊軍事情報包括保護協定)の維持をめぐり、日本側が合意内容を歪曲して発表したとして抗議したところ、日本側が謝罪したと主張していることについて、25日に菅官房長官が記者会見を開いて反論しました。
25日午前、青瓦台のユン・ドハン国民疎通首席は、記者陣へ「日本の経済産業省が22日、輸出規制関連発表の内容について日本政府が謝罪した事実を否認したとする日本メディアの報道について改めて明確にするが、我々は日本に抗議し、日本側が謝罪した」と説明しました。続けて、「日本側が謝罪していていないのなら、公式ルートを通して抗議してくるだろう」と伝えたことがわかっていて、これを受けて日本政府は同日に記者会見を開き反論しています。point 272 | 1
25日、菅官房長官は記者会見で、「政府として謝罪した事実はない」と否定し、経済産業省は安全保障上の貿易管理を巡る説明に関し「(発表した内容の)骨子は、韓国政府と事前にすり合わせた」と反論、歪曲をしていないとを強調しています。さらに、梶山経産相は記者団に、韓国の主張は把握しているとした上で「一つ一つにコメントするのは生産的ではない。(輸出管理の対話再開に)影響はない」と冷静に対応する姿勢を見せました。日本の謝罪についても「そういった事実はない」と強調していて、韓国側と日本側の発言が食い違う状況が続いています。point 310 | 1
すると、韓国青瓦台(大統領府)のキム・ヒョンジョン国家安保室第2次長は25日、釜山で開かれている韓・ASEAN特別首脳会議で韓国とインドネシアの首脳会談に出席した際に、記者陣から「『日本が謝罪した』とする韓国政府の言及に、日本政府は『謝罪していない』と否認しているが…? 」と質問されると、キム第2次長は「どちら(の言い分を)信じるのですか? 」と記者へ“逆質問”する事態に。さらに、謝罪問題の他にも、両国の主張にすれ違いが出てきています。point 276 | 1
経産省が韓国の管理体制に不備があるとして発動している半導体材料などの輸出管理厳格化について、韓国政府が世界貿易機関(WTO)への提訴を中断し、「問題改善の意欲を示した」ことを理由に、両国の局長級対話を再開すると発表しました。すると、24日、韓国政府高官は経産省の発表が「合意していた内容を意図的にねじ曲げた」と批判する見解を表明しました。これは、自国に問題はないと主張してきた韓国の立場と矛盾する内容であったためと思われますが、これに対し、経産相が24日の夜に反論する内容を公式Twitterで投稿。「方針の骨子は韓国政府と事前に擦り合わせたものだ」と主張していて、22日にGSOMIAの延長が決まったばかりでありながら、早くも様々な問題が発生することとなっています。point 390 | 1
一連の「言ってない」「言った」の騒動には、ネット上で様々な意見が上がっていて、「だから、延長を了承すべきではなかった。あの国は、すぐにゴールが動くから。」「やっぱり韓国との会談は全てリアルタイム配信がいいように思う。それが無理なら、会談直後に一緒に内容を発表してほしい。」「また言った言わないの水掛け論が始まると思うと疲れる」といった意見や、「気に入らないならGSOMIAを破棄すればいい。いつでも破棄出来るんじゃなかったの?」「日本政府には本気で国交断絶を考えて欲しい。」「一度本当の輸出規制をおしえてみてはいかがですか?」「もう南との会合は可視化したらどうですか?」などと、韓国政府に対する批判的な意見が多く上がりました。point 376 | 1