現在ツイッターを中心に大きな話題になっているのは、政府が自動車の走行距離1kmごとに5円を課税する走行税を検討しているという情報。コレに対しては、長距離の走行を避けることのできない地方に関して「地方は死ねってことか」となるなど大きな波紋をよんでいます。
この現在ツイッターで大きく拡散されている”政府が自動車の走行距離1kmごとに5円を課税する走行税を検討している”というもの。実は、まずはこれは結論からすると、誤った情報です。まだ現段階において、政府は具体的な課税額を挙げたうえで走行税が議論されているという段階には至ってはいません。
そもそもこの噂の元となっているのは、2019年12月21日に投稿されたあるツイートがきっかけ。そのツイートは、”政府が消費増税の次は走行税を検討している”とした上で、その課税額が”1km5円”であるとし、”地方は死ねと言う事か”と政府への怒りをあらわにしていました。
このインパクトのある内容なためか、ツイートはたった3日後の12月24日時点で、なんとすでに2.2万回以上もリツイートされる事態となっているのです。他にも複数のネットメディアがこの情報を拡散しているために、この間違った情報が広く拡散されてしまったようです。
この元ネタのツイートに添付されているテレビ朝日のニュース動画ではニュースはただ単に「政府が走った距離に応じた課税を検討している」と伝えているだけにとどまっており、「1km5円」という情報については触れていないため、どこからこの情報が出てきたのかは不明ですが、一個人にツイートですのでそこまでは責任を問えませんよね。point 217 | 1
実際に走行税についての検討をしていたのは事実のようですが、それは海外での事例をもって、あくまで検討しているだけに過ぎず、現段階では、政府では「電気自動車の登場や自動運転の技術の開発などが進む中で、中長期的な税のあり方を見直している段階」だそうです。
簡単に情報が拡散される時代だからこそ、事実確認をしっかり行いたいですね!