森田剛の主演舞台「すべての四月のために」が11月11日に初演を迎えました。演出家は「焼肉ドラゴン」の作と演出で演劇賞を総取りにした鄭義信で、書下ろし作品、二人がタッグを組むのは初めてです。舞台は第二次世界大戦下の島、そこで理髪店を営む一家を取り巻く物語になります。出演陣も豪華で注目が集まっており、興味を持っている人も多いです。舞台は幕が上がってみなければ実際のところは分かりませんが、主演や演出家の知名度が高く、前評判の良さはかなりのものがあります。
舞台についての基礎知識を紹介します
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「すべての四月のために」は鄭義信の演出による新作舞台で、主演はV6の森田剛が起用されています。
鄭義信はこれまで舞台や映画で数多くの賞を受賞して、今回は初となる第二次世界大戦下の朝鮮半島を舞台に、理髪店を営む朝鮮人夫婦と四姉妹、次女の夫、姉妹たちを取り巻く人々、そして軍人たちの物語です。戦時下という特殊で苛烈な環境の中におかれながらも、当たり前のように存在している喜怒哀楽、未来への道筋をなんとか手繰り寄せようとひたむきに生きる人々が描かれます。
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主演である森田剛が演じるのは四姉妹の次女の夫役である「萬石(まんそく)」で、長女への思いを断ち切れずに複雑な気持ちに揺れている粗野な男、という設定です。
これまでの森田剛の役柄を見ると、若い頃は分かりやすくアイドルをイメージした役が多かったですが、
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近年は蜷川幸雄や宮本亜門といった演出家と組み、繊細でありながら確かな存在感を発揮する役を多く演じるようになっています。
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初主演映画の「殺人鬼」役もインパクトがあり、アイドルのイメージとは別に俳優としての印象も強くなっており、ジャニーズのアイドルとしてではなく個人として注目されており、今回の演技も期待が高いです。メインとなる四姉妹にも個性派の女優を集めて、開演前の期待値はかなり高くなっています。
舞台の見どころをチェックしよう
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「すべての四月のために」が注目され、前評判が高いのは他にも理由があります。
中心となるストーリーは理髪店を営む家族の暮らしや関係性といったもので、四姉妹のキャスティングも見事で、個性派系を集めてきているので舞台上での掛け合いに期待している人も多いです。舞台での見どころは脚本も重要ですが、始まれば役者に一任されて、テレビと違って編集がなくすべてがリアルタイムで進行していくのが大きな魅力と言えます。それだけにキャスティングは注目されるポイントのひとつで、発表された当時は期待に盛り上がりました。point 209 | 1
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女性陣だけではなく男性陣も注目を集めていて、中でも稲葉友は若手でも注目されている俳優ですし、これまで独特のキャラクターを演じていたことで期待が高まっています。彼自身のファンもかなり多く、今回は数年ぶりの舞台ということで話題となり、チケットの争奪戦に拍車をかけたと言えるかもしれません。他にも魅力的なキャストが用意されていて、前評判に関してはかなり高くなっています。その証拠のひとつがチケットで、すでに公式の販売先では東京と京都は完売しており、福岡に関してはアクセスが厳しいのかまだ余裕があります。こういったところからも舞台の評判の高さがよく分かり、幕を開けた後は感想なども気になるところです。point 356 | 1
まとめ
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「すべての四月のために」は主演である森田剛、演出・作の鄭義信が初めてタッグを組むことで、発表された当初から注目を集めていました。発表されたキャスティングも魅力的で、特に稲葉友は若手俳優の中でも人気があり、久々の舞台ということでファンの間で盛り上がりが見られました。チケットの販売もよく、特集を組まれた雑誌のインタビューなどでも期待値が高まるものとなっています。
そして初演を迎えて、実際に観劇した人の感想を見ると前評判を裏切らず、納得の内容だと言えるようです。point 296 | 1