9日未明、東大阪市新町で覚せい剤取締法違反などの罪で公判中の大植良太郎被告(42)が車で護送されている時に車のドアを開けられ逃走されました。また、検察事務官が男の手錠を外したのが護送先のすぐ近くだったことが分かりました。大植被告は現在も捕まっていません。
大植良太郎被告は遊技機設置業で、覚せい剤取締法違反罪と大麻取締法違反罪で公判中。大阪地裁岸和田支部(岸和田市)の判決公判に3回出廷せず、7日に保釈が取り消され検察が収容する手続きを進めていました。府警河内署から枚岡署へ護送されている途中だったようです。
大植被告は車内で手錠と腰縄をつけられていましたが「手錠がきつい」と訴えたため、事務官が左手の手錠を外したところ、突然、暴れ出しました。事務官は3人がかりで制止しようとしましたが振り切られ、大植被告は右手首に手錠、腰に縄がついたままの状態ではだしで東の方向に走って逃げたということです。事務官2人が、もみ合いになった際に軽いけがを覆ったようです。
大植被告はやせ型で丸刈り、身長が1メートル70センチくらい。逃亡当時の服装は、紺色の長袖シャツに迷彩柄のズボンをはいていて、現金などの所持品はないということ。現在も検察と警察が行方を捜しています。
丸刈りであるということなので、公開されている写真とは少し違うかもしれません。また、逃亡時、手錠を片方取ってしまい、暴れられたということですが、そのため片手には手錠をしたまま逃走している可能性が高いです。
情報によると、事務官は3人で、護送車は3列目まである車でした。女性事務官が車を運転しており、2列目に一人の男性事務官、3列目に一人の男性事務官と大植被告という並びだったようです。大植被告は3列目から暴れだして2列目にあるドアから逃走したということがわかっています。
先日も大阪では犯人に逃走される事件が起きており、今回のニュースを受け、ネット上では以下のような厳しい声があがっています。
「きついから外すって、意味がわからない。
手錠が何のためにされるのかを、一度考えた方がいいと思います。」
「責任を大きくしたくないので、係員一人の失態で納めようとしてる。
先日も同じような事案があったばかりだから、本来なら、おもっと大きな所から改革しなきゃならないのに。」
「この事件って事象だけを見ると完全に検察の失態なんだけど
根本的原因は簡単に「保釈」しちゃう司法に問題があると思います」