近年、特に若い女性たちに御朱印帳を持ち歩く方が増えています。御朱印帳は神社やお寺でも購入できる、その名の通り「御朱印」を捺印してもらう用途のものです。かわいい表紙やオシャレな表紙の御朱印帳もあり、まだまだ人気は衰えなさそう。御朱印帳の使い方とマナーを知っておきましょう。
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■御朱印とは?
御朱印帳とは御朱印をもらうためのものです。そもそも御朱印とは何かというと、神社やお寺で捺印してもらえる印章のこと。日付などを墨で書いてもらえる場合もあります。御朱印はじまりは、「お寺に写経を納めましたよ」という受付印でした。13世紀ごろから行われていた、日本各所の66にも及ぶ霊場に一部ずつ法華経を納める巡礼「六十六部」にならったものです。納経は亡くなった方の追善供養や来世の幸福を願うために行われてきました。納経は神社でもお寺でもOKだったということで、現在も御朱印は神社・お寺の両方でもらうことができます。江戸時代には納経が行われなくなってしまいますが、御朱印は参拝した証明として受け取られるようになりました。ちなみに、御朱印が御朱印と呼ばれるようになったのは昭和に入ってからだそうです。意外と新しい呼び方だったのですね!
納経の必要性こそなくなったものの、御朱印をもらうのは神社やお寺にきちんと参拝してからにするのが美しい流れとされています。というのも、御朱印をスタンプラリー感覚で集めてしまう方もいるのです。確かに御朱印帳に御朱印がたまっていく様子は達成感やコレクション魂に火をつけられてしまうものですが、もともとは納経が前提だったことを覚えておけば参拝も忘れずにできそうですね。
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■御朱印帳の使い方!
御朱印は御朱印帳でのみ受け取れます。御朱印人気が高まったためオリジナルの御朱印帳を用意する神社やお寺も増え、ブームを後押ししています。御朱印帳は社務所または授与所で購入します。御朱印帳には蛇腹タイプと和綴じタイプがありますが、蛇腹タイプがトレンドのようです。蛇腹タイプの御朱印帳は開いて眺めやすく、墨書きもしやすいのだとか。さて、御朱印は参拝が終わったあと社務所・授与所でもらいます。神職や巫女の方に御朱印をお願いしますと声をかけましょう。誰もいないときはインターホンを押します。御朱印をもらうには初穂料が必要です。300円~500円の間の金額を提示されることが多いですが、何も言われないときはご自身でいかほどお納めすればよいかと尋ねます。お気持ちで……と返ってきたときは志納ということで、1ページにつき300円納めるのが無難です。もしいらない旨を伝えられたら、賽銭箱にお気持ちを入れていくと美しいのではないでしょうか。お礼を行って神社・お寺を後にしましょう。なお、参拝前に御朱印帳を神職や巫女の方に預け、参拝が終わったタイミングで御朱印帳を返却してもらうケースもあります。臨機応変に対応しましょう。
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■まとめ
御朱印帳について、マナー違反がとがめられるケースは少なくありません。しかし近年の御朱印ブームをきっかけに神社やお寺を訪れる方が増えたのは、喜ばしいこととする関係者も多いです。オリジナルのかわいい御朱印帳を用意するところがあるのもその気持ちの表れではないでしょうか? あくまでも参拝の証として御朱印や御朱印帳を使うようにすれば、お互いにいい気持ちで過ごせるでしょう。