グーグルマップには、普段では見られないような非日常的な光景をしばしば記録することがあります。
今回は、グーグルマップが激撮した、少し不気味な画像をご紹介いたします。
クレオパトラの唇
写真:LIFE BUZZ
グーグルマップユーザーがスーダンのサハラ砂漠南部で“巨大な唇”を発見しました。
茶色い砂漠の中の“赤色の唇”。
およそ800メートルもある非常に大きなもので、唇はプックリとしていて、非常にセクシーな形をしています。
最初の発見者は「地球上で最も美しい唇!!」をタイトルにして投稿しました。
ネット上では、「アンジェリーナ・ジョリーよりも大きいな」、「90度回転させると女性器に見える」などの反応がありました。
のちに“クレオパトラの唇”と名付けられて世界中から注目を集めました。
このような奇妙な光景は岩が露出して自然に現れたそうだが、唇の部分だけがなぜ赤いかは未だに判明されていません。
写真:グーグルマップ
地面に埋められたガリバー像
写真:LIFE BUZZ
スコットランドの首都のエディンバラにある「ハンター・ホール公園」の中、“地面に埋められたガリバー像”がグーグルマップによって発見されました。
民家のすぐ近くに埋められたカリバー像は、隣に並ぶ家屋3件分と同じ大きさで、およそ30メートルもあるようです。
苦しそうな表情のこのガリバー像は、スコットランドのギャングスターであるジミー・ボイルが作りあげたものです。
ジミー・ボイルは1967年に殺人の疑いで逮捕され、14年後に釈放されています。
その後、ジミーは彫刻家として再スタートして、この巨大なガリバー像を作り上げました。
「ハンター・ホール公園」で30年以上愛されていたガリバー像。
しかし、再開発によって、現在は撤去されてしまっているそうです。
写真:The Guardian
頂上付近が黒いヒマラヤ山脈
写真:ViralNova
ネパールの領内にある地球上で最も標高が高い地域「ヒマラヤ山脈」。
あるグーグルマップユーザーがヒマラヤ山脈の頂上付近を捉えた画像が黒く塗りつぶされていることを発見しました。
当時、ネット上では、「ヒマラヤにはブラックホールがあるのか?」、「UFOの秘密基地を撮影してしまったのでは?」と予想する声が多数寄せられたが、のちに公開された理由は、単なるデータ不足とのことでした。
実は、グーグルマップでは“上手く表示されない”スポットが多いようで、軍事施設や防衛施設にはボヤける加工も施されています。
しかし、紛争地域やパキスタンにある廃墟と化した飛行場もなぜか“上手く表示されない”スポットに含まれているので、「やはり写せない秘密が隠されているのでは」と様々な意見が寄せられています。
写真:UFOFORUM
燃え盛るアルマカレッジ
写真:LIFE BUZZ
グーグルマップは火事で炎上中の建物を捉えていました。
燃えていたのはカナダ・オンタリオ州にある高等学校の「アルマカレッジ」でした。
1878年に建てられた歴史のある建物だったが、火災によって大部分が燃やされました。
火災は、教員たちの迅速な対応によって、幸い死者やけが人は出ませんでした。
当時、ネット上では、「美しい記念碑がなくなってしまったことは非常に残念」、「アルマは建築の傑作だったのに……」などの声がありました。
学校に放火したとして、警察は14歳と15歳の少年2人を逮捕していました。
写真:WIKIPEDIA
コスタ・コンコルディア
写真:ViralNova
イタリア半島の西側に広がるティレニア海で転覆事故を起こしたクルーズ船“コスタ・コンコルディア”。
グーグルマップには、このような海に辛うじて浮かぶ大型客船の姿も記録しています。
海岸近くで座礁したコスタ・コンコルディアは完全に横向きになっています。
事故当時、船には約4,300人が乗船し、船に閉じ込められた乗客と乗員の32人が死亡しました。
事故直後、船長だったフランチェスコ・スケッティーノには“乗客を救助する前に船から逃げ出した”という疑惑が浮上しました。
当局者による「ただちに船に戻りなさい!」、「救助を放棄するつもりか?」という音声が残されていたそうです。
船長のフランチェスコは、商船の船長で慣例となっている“最後退船義務”を守らなかったことで過失致死の罪で禁錮16年の判決が言い渡されています。
写真:WIKIPEDIA
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