90年代の音楽界を牽引した小室ファミリー。
小室哲哉氏がプロデュースするアーティストはことごとく大ブレイクしランキング上位全てを独占することも珍しくありませんでした。
出す曲全てが大ヒットしCDのミリオンセラーの記録を次々と塗り替え、一つの時代を築き上げたとも言えます。
そんな小室ファミリーの一員として活躍したグループにglobeがあります。
写真:oricon. co. jp
globeはプロデューサーである小室哲哉氏とボーカルのkeiko、コーラスやラップを担当するマーク・パンサーの三人組です。
keikoの特徴である高音を引き立てる楽曲は小室ファミリーにとっても代表的なものばかりです。
globeとして活動する最中、小室哲哉氏は自分がプロデュースしている別の人アーティストの女性と結婚します。
子供も一人もうけますが後に離婚し、ずっと一緒に活動して来たkeikoと再婚を果たしました。
ファンにとってはさぞかしびっくりする出来事だったのではないでしょうか。
写真:deai-wakare. tokyo
しかし長年音楽活動を共にして来た二人にとっては特別なことではなかったのかもしれませんね。
結婚後も精力的にglobeとして活動していましたが、流行りの音楽というのは時代と共に変わって行くものです。
すでに聴き慣れたという感覚になってしまった小室哲哉氏の楽曲は、人気も少しずつ下火になりプロデュースしていたアーティストたちもいつの間にか芸能界から引退していたり独立したりと小室ファミリーとしての活躍はあまり見られなくなりました。
写真:syakkinlabo. com
一般人には想像もつかないほどの巨万の富を得た小室哲哉氏ですが、そのほとんどを使い果たし経済的に追い詰められた結果、あの『5億円詐欺事件』を起こし逮捕されてしまったのです。
しばらくはこの話題で騒がれていましたが、その間も陰で献身的に支えていたのが妻であるkeikoだったようです。
その苦労は計り知れないものですが、その影響なのか2011年にくも膜下出血で倒れてしまったのは多くの人が知っていることだと思います。
写真:mantan-web. jp
5時間にも及ぶ手術を乗り越え命は助かりましたが、歌手としての復帰以前に日常生活を送るのも周りの手助けがなければ難しいという状態だということでした。
それでも自分が苦労をかけてしまったということもあるのか、小室哲哉氏による献身的な看病で少しずつ病状は良くなっていることが小室哲哉氏のSNSなどで伺えます。
写真:j-cast. com
ツーショット写真では大きなマスク姿ではありますが、カメラに向かってピースしたりと明るい表情で写っています。
そのような姿を見られるだけでもファンにとってはものすごく嬉しいことですよね。
そして小室哲哉氏がどれほどkeikoのことを大切に想っているのかということも、このような写真で垣間見れるのも喜ばしいことだと思います。
写真:usachannel. info
最近では歌声や短いメッセージなども公開され、順調に回復しているのかなと感じられます。
ただし一説には高次機能障害ではないかとも言われており、新しい記憶を維持できずに忘れてしまうという症状があったり、歌をうたっても飽きてしまったりとglobeとして活動を再開するというのはかなりハードルの高いことなのではないかと思われます。
小室哲哉氏はkeikoのことを中学生くらいの女の子と表現していたこともありましたが、やはり脳に何らかの後遺症が残ってしまっているのは明らかです。
写真:vipper-trendy. net
それでも多くのファンというのはいつかkeikoがglobeのボーカルとして復活する日が来るのではないかと期待していることでしょう。
そんな日が来るのかは今は分かりませんが、また音楽シーンに戻って来てあのハイトーンボイスを聴かせてほしいものです。
待っている方も焦らずに気長に待ちたいですね。