末広型二重は、目尻から目頭に向かっていく途中で、二重のラインが目頭を覆っているまぶたのひだの中に収まっている状態をさします。目頭を覆っているまぶたのひだは蒙古ひだとも呼ばれています。
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二重まぶたの日本人の多くが末広型二重といわれており、黄色人種特有の二重の形といえます。蒙古ひだをもっていない欧米人の二重とは異なります。蒙古襞は、祖先が寒冷地域で生活をしていたころの名残です。寒さや砂埃から涙腺を守るために発達したものです。加齢とともに、目のまわりの脂肪が減っていくにつれ小さくなる性質をもっています。
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蒙古ひだがあることでクマができにくいという特徴があることから、黄色人種は欧米と比べると若々しく見える場合があります。皮膚がたるんだり、しわができにくいのも特徴のひとつです。
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自力で末広型二重を作る方法は、アイプチを使用することです。目頭側に多めに液を塗り、アイプチを使って二重を作ることで末広型が完成します。アイプチを続けて行くと、二重の癖がつく場合もあります。のりを使用するとお肌がかぶれてしまう方などにおすすめの方法は、アイテープです。目頭側を低めの位置に貼るのがポイントです。まぶたの状態をみながら炎症が起こらないように使用しましょう。また、絆創膏でお手軽に末広型二重を作ることもできます。はさみで絆創膏の両側のアーチ部分を細く切り取ります。切り取った絆創膏の剥離紙をはがし、プッシャーなどを使って希望する二重のひだの癖をつけます。目を開いた状態で絆創膏を軽くのばしながら二重のラインに貼っていきます。絆創膏がとれないように、プッシャーなどでしっかりと貼付けることがポイントです。あまった絆創膏を、眉毛用のはさみなどで切りとり、完了です。
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作業を行う前に、まぶたについている脂分を、コットンなどでふきとることがポイントです。洗顔後など、清潔なお肌に行いましょう。絆創膏を選ぶ際には、透明色のものや、防水タイプがおすすめです。二重幅を過剰にとらずに貼ると良いでしょう。
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また、つけまつげを使うことで末広型二重を作ることもできます。目尻のほうに向かって自分のまつげの生え際よりも少しずつ上の方向にずらしてまつげをつけていきます。芯が硬くなっているものを選ぶと作りやすくなります。元々が一重の場合には、アイホールに茶色のシャドウをのせてベースを作り、茶色系のアイライナーで二重ラインを濃く書きます。ラインを綿棒などで目頭に向かってぼかし、ラインの内側に白色系のシャドウを塗り、目の際にラインを書くと末広型二重を演出することができます。