2022年のNHK大河ドラマに主演することが発表され、今年11月にはハリウッド映画『ゴジラVSコング(邦題未定)』にも出演が決定している俳優・小栗旬さん(37)。そんな大忙しの小栗さんですが、近いうちに所属事務所『トライストーン・エンタテイメント』の社長に就任するのではないかという噂がネットを賑わせています。
映画関係者によると、「小栗は若いころから映画監督やプロデュースなどにも興味を抱いており、09年には同社の取締役に名を連ねています。またプロダクションの垣根を越えて、多くの俳優たちと交流を続けている彼は、同じころから“俳優の労働組合”の必要性を訴えるようになりました」と、小栗さんは以前から経営側にも興味があったことを明かしました。
また、俳優仲間が多いことでも知られる小栗さんが所属する同事務所は、田中圭さん(35)、綾野剛さん(37)、木村文乃さん(32)など、人気俳優を多数抱えている大手芸能プロダクションでもあります。そんな大手芸能プロダクションの取締役となり、「自分の手で日本の芸能界を変える」「もっと、俳優が自由に意見できて、責任を持てる環境を作りたい」という野望を掲げる小栗さん。しかし、その道のりは険しく、“俳優の労働組合”を立ち上げるには課題が多いといいます。
そこで、「この頃から彼は、俳優の労働組合を設立することよりも、まずは会社という組織のトップに立つことから、芸能界全体を変えていこうという考えを持つようになったようです。彼のそんな思いに理解を示しているのが、トライストーンの現社長・山本又一朗氏なのだそうです。山本氏は小栗に社長を任せ、自身は会長として後見していくことを考えていると聞いています」(前出・映画関係者)とシフトチェンジした小栗さんの目標は事務所社長という大場です。真相を確かめるべく、「女性自身」の記者は山本氏に電話取材し、事実確認を行いました。
記者:小栗旬さんが今年、トライストーンの社長に就任することについて
山本氏:「そうですね、確かにそんな構想や予定があるのは間違いありません」
ADVERTISEMENT 記者:就任時期を明かせない理由について
山本氏:「本人は(会社の)経営なんてやったことがないわけですからね。それなりの準備も必要ですし、(社長を)引き継ぎするためには、それこそ(私と小栗で)並走しながら、マラソンのようにいっしょに何キロも走っていかなければいけません。でも(彼を社長にという)方向としては、そう考えていますし、彼にもそう認識してもらうようにしています」
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小栗旬さんの社長就任説は事実であることを認めた山本氏でしたが、それが実現するまでにはもう少し時間がかかりそうです。また、『ゴジラVSコング』以外にもハリウッド作品への出演が決まっているという小栗さんは、家族と共に現在はロスに住んでいるという情報があります。しかし、山本氏は「小栗にはあくまでも“日本のスター”であってほしいと思います。」と語っており、日本を拠点とすることは変わらないようです。現在は、山本氏の期待に応えるため、そして俳優としても経営者としても、10年前から抱いていた“芸能界を変える”という野望を実現するために、小栗さんは少しずる前進しているようです。