ガスがたまるのは腸や胃の働きが低下しているからです。お腹がはって苦しい、ポッコリお腹が恥ずかしいなどの問題もありますが、おならは臭いし目立ってしまうので恥ずかしいのが困りものです。ガスがたまる女性は多く、世代にかかわらず3割が悩んでいるといわれています。密かにどうしたらいいのだろうと悩んでいる人が多いということですし、悩みがストレスを生み、それがまたガスがたまる原因になる悪循環を生んでしまうことになります。
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ガスがたまる原因は悪玉菌が腸内で分解を促進し有毒ガスを発生させてしまうことと体内に食事や呼吸で取り込まれる空気量が多いことが主な原因です。呼吸やげっぷ、おなら、うんちでガスは自然に排出され、体内にはコップ1杯ほどのガスがいつも存在しています。このガスの産生と排出のバランスが崩れるとうんちが臭くなり、おならも臭くなり、げっぷやおならが頻発することになります。ガスを作らせないためにも便秘解消が必要になります。point 272 | 1
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解消するための方法としてはまず食事に気を付けることです。うんちは水分とある程度のかさがないとうまく輩出されませんので炭水化物はよく噛んで食べ、食物繊維をたっぷりとってかさましをします。食事の時にはスープや水など水分をきちんと取ることも大切です。食事中に水分を取りすぎると胃液が薄くなって消化が悪くなりますから、温かいものを最後に飲むなど工夫してください。また炭酸飲料、ビール、サワーなどもガスがたまる原因です。適量を飲み、飲みすぎないようにしてください。食べる時には口を閉じて噛むようにすると余計な空気の取り込みを防ぐことができます。point 331 | 1
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消化器官を健康にして代謝を高める必要もあります。悪玉菌が増えすぎないような食事をすることも大切です。悪玉菌が増えるような糖質の高いものをできるだけ少なめにするというほうが効果的です。炭水化物、和菓子、洋菓子、肉類は要注意です。肉類を多く食べる時にはたんぱく質分解酵素を持つキウイやパイナップルをデザートに食べたり、野菜をきちんと食べるといった食べ合わせも大切です。香辛料の強い食事も胃を弱めてしまうことになりますので回数を少なめにするなど消化器官を労わった食べ方を心がけてください。偏食や暴飲暴食も腸内環境を乱す原因になります。野菜や穀物などを取って腸内環境のバランスを崩さないようにしてください。point 364 | 1
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乳酸菌の多い食事をして善玉菌を増やすのもおすすめです。オリゴ糖、ビフィズス菌の入ったヨーグルト、キムチ、チーズなどを定期的に食べると善玉菌のえさになってくれます。サプリメントや整腸剤も便利です。悪玉菌を減少させてくれる納豆もおすすめの食材です。ぬか漬け、味噌も便利です。便秘の時の朝ごはんにはオリゴ糖と食物繊維が同時に取れるバナナなら時間が無い時でも簡単に食べられます。オリゴ糖とグルコン酸を持つはちみつをかけて食べれば善玉菌が増えてお腹すっきりになります。point 292 | 1
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あまり意識されていませんが、ライフスタイルもガスがたまる原因になります。お腹を締め付けすぎる補正下着、座りっぱなしの作業、過度なストレスなども原因になるのです。呼吸の浅さや腹筋の少なさなどの体質にも関係してきます。腹式呼吸を心がけて、お風呂ではゆっくりとリラックスし、寝る前にお腹を優しくマッサージするなど体と心に優しい生活を心がけてください。
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運動不足を解消して腹筋を鍛えたり、歌を歌ったり、吹奏楽の楽器を習ったりして腹式呼吸ができるようになると内臓があるべき位置に戻り、消化吸収機能が高まります。女性の場合には生理前にはホルモンバランスが崩れるので便秘になりがちですし、妊娠中は子宮内膜を厚くするためにホルモンが働くので腸や胃が抑圧されて機能が低下することがあります。冷えが原因でむくみが気になる方は腸もむくんでいることが多いのでお腹を冷やさないように腹巻をしたり、カイロを使ったりして温めるようにしてください。point 298 | 1