長渕剛の富士山ライブは非常に注目度の高いイベントで、開催前から参加をする人もしない人もかなり関心を集めていました。
終わった後は大成功と報じられましたが、実際にはトラブル続きの大パニックでかなりグダグダだったともいえ、大成功の報道は単なる大本営発表だったのではとの声もあります。
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まず、この長渕剛の富士山ライブは開催前からかなりグダグダ展開となっていて、1万5000円もするチケットに加えて利用する交通手段に合わせてJTB旅行商品の購入をしなければならないというものになっていました。
もちろん、指定された交通手段を利用しないということは許されず、実質的にかかる金額は4-5万円にものぼってしまいました。
それでもそこまでお金を出さなければ参加ができなければならないプラチナチケットであればまだしも、時間がたつにつれてチケットの価値はだだ下がりとなってしまい、最終的にはオークションサイトで数百円でチケットを投げ売りされてしまうようになったのです。
この結果を見ると熱狂的な長渕剛のファンほど先行してチケットを買ってしまい、大損をするというなんとも皮肉な結果になってしまったといえます。
写真:natalie.mu
開催前から早くも暗雲立ち込める状況でしたが、当日はもっとトラブル続きでした。
ライブが長時間にわたるためモバイル充電器を販売する予定だったものが、その少し前に起きた中国での爆発事故を理由に当日になって中止、充電する場所もありませんから多くのファンがバッテリー残量に不安をいだきながらライブを観ることになってしまいました。
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致命的なトラブルとしては長渕剛がヘリに乗って登場する演出があったのですが、ヘリの風圧によって救護用のテントが倒壊してしまい、中のスタッフ2人が負傷してしまったのです。
救護用のテントのスタッフが怪我をするという皮肉で、幸先悪いライブの始まりとなってしまいました。
写真:natalie.mu
その後も小さなトラブルはありましたが、ライブ中は比較的平穏に済んだものライブ終了後には退場するファンの誘導が上手く行かずにまたもグダグダな展開になりました。
ファンの数に対して圧倒的に帰りの交通機関の数が少なかったため、終了後10時間経過しても会場に取り残されるファンもいるほどでした。
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このようなトラブル続きにも面白かったと言えるファンもいたことでしょうが、公式に大成功と発表をするには疑問符がつくライブとなってしまったのです。
開始前も終了後も大きな注目を集めたことは間違いありませんが、終了後はどちらかというと悪い方で注目されてしまったライブだといえます。