英語では、「かっこいい弱虫」という意味のラッドウィンプス(RADWINPS)ですが、このバンドが最近若者の間で人気急上昇中です。
皆さんもご存知の通り、大人気映画「君の名は。」の主題歌である「前前前世」を歌った事で一躍有名になりましたが、実はこの曲の他にも、ラッドウィンプスはとても良い曲をたくさん歌っているのです。
その殆どが、メロディーよりも歌詞重視な曲ばかりとあって、「聴くと泣ける」「歌詞に共感できる」などの若者の意見が多く反映されているのです。
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ラッドウィンプスとは?
バラードやポップな楽曲まで幅広く手がけるラッドウィンプスは、全員が32歳の同い年の4人組バンドです。
曲を作っているのは主にボーカルの野田洋次郎さんで、この方の感性が鋭く、その楽曲を聴く人をたちまち虜にしてしまうのです。
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実際に支持されている楽曲の中でも、その歌詞は斬新なもばかりで、「ふたりごと」という曲で男女の切ない恋愛感情を歌い上げ、「有心論」で人との出会いの大切さや尊さ、またこの曲では「有神論」と掛けているため、神が登場します。
君、や神様、そんな抽象的な歌詞が出てくるのが印象的な楽曲になっているので、それを身近な人に当てはめて聴いてみると、更にラッドウィンプスワールドを実感できる事でしょう。
描ける世界観が存在するから!
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このように人とのつながりや恋愛を多く歌っているラッドウィンプスですが、「おしゃかしゃま」という楽曲では、かなりアップテンポのまたひと味違う彼らを感じる事ができます。
これも歌詞が印象的な楽曲の一つですが、人間の身勝手さや人類の利己主義などについてをテーマにしている曲なので、恋愛や対人関係だけではなく、人間そのものについて問うている彼らの主張が伝わるでしょう。
また、メンバー全員が32歳という、ある程度人生を経験してきている年齢だからこそ、描ける世界観が存在するのではないでしょうか。
若者の胸に響く素敵な楽曲はどう書いた?
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人生を32年生きてきて感じた事、世界に対して思った事、恋愛や対人関係の大切さ、そのような様々な彼らの経験が、このバンドに生きてきているような気がします。
だからこそ、若い頃はこうだったな、とか、こんな風に感じていたな、というような、今の若者に共感できる楽曲が作れるのではないでしょうか。
それには、いつまでもその感情を忘れない事が、何より大切になってきます。
若い頃に感じた情熱や思想を、今まで貫き通し、大事にしてきたからこそ、若者の胸に響く、素敵な楽曲を提供出来ているのではないか、そんな気がしてなりません。