ロサンゼルス近郊の山に墜落
去る26日午前10時(日本時間27日午前3時)ごろ、米プロバスケットボール、NBAのレーカーズの元スーパースター、コービー・ブライアント氏(41)ら 5人が乗ったヘリコプターが 西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落し、全員が死亡しました。13歳の娘も同乗していたそうです。米メディアが相次いで伝えました。
墜落の原因は不明のようですが、AP通信は「現場周辺は霧が濃く、視界が悪かった」との近所住民の話を伝えました。
地元紙ロサンゼルス・タイムズによると、ヘリはブライアント氏の自宅があるロサンゼルス南郊のオレンジ郡の空港を26日午前9時ごろに出発しました。ブライアント氏は 移動手段としてよくヘリを使っていたということです。
「コービー」の名前は神戸牛に由来
ブライアント氏は東部ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。「コービー」の名前は 父親が好きだった 神戸牛に由来するそうです。
17歳だった1996年にロサンゼルス・レーカーズに入団し、ガードとしてレーカーズ一筋で活躍、2015~16年シーズンを最後に引退しました。チームを2000~02年の3連覇を含む5度のNBA制覇に導き、08年には シーズン最優秀選手(MVP)にも選ばれました。オールスター戦には18度選出されました。
通算得点は 歴代4位の3万3643点。25日に レーカーズの現役スター、レブロン・ジェームズ選手(35)が通算得点でブライアント氏を抜き、話題になったばかりでした。
父顔負けの「華麗なスキル」が話題になった13歳の娘
コービー・ブライアントの13歳の娘が見せた父顔負けの「華麗なスキル」に全米のバスケファンたちが圧倒されていたという動画が、去る8日にも、米スポーツメディアESPN Womenがツイッターでシェアして話題になっていました。
後ろに下がりながら打つことでディフェンスとの間にスペースを作り、ブロックされないようにシュートを打つことができるこのテクニックは、とくに難易度の高いシュートで、NBAでも超トップレベルの選手のみが使いこなせる技として知られているのですが…
そんな神技をコービーの次女で弱冠13歳のジアナ・ブライアントがすでに身に着けていると話題になっていたのです。
俊敏なドリブルで敵のディフェンスをかわし、体の重心を後ろに引きながらジャンプシュートを決めるジジのプレーには、「さすがコービーの娘!」、「神のような足さばき」、「ディフェンスにとっては悪魔だな」といったコメントが殺到。将来のバスケ選手としての活躍を有望視する声も押し寄せていました。
現役時代、コービーは「引退してもコーチはだけはやらない」と宣言していたのですが、ジアナの通っている中学校の所属バスケチームのヘッドコーチを務めるという、娘を溺愛するがゆえの “手のひら返し”も見せていたといいます。
衝撃的なニュースに多くのコメントが…
《これがフェイクニュースだったらどんなに良かったか…とにかく信じられない、本当に信じられない。
まだ41才でしょう…先日事故現場での神対応がニュースになったばかりじゃない。早すぎるよ、お悔やみの言葉もでないくらいショック》
《お父さんが日本で監督していたような…それもあって親近感があっただけにショックも大きいです。ご冥福をお祈りいたします。安らかに 》
《 彼は1996年に入団して以来、一貫してレイカーズでプレーし続け、2016年の引退までチームを5度も優勝に導いたNBA屈指のスーパースターです。それだけにとても残念です。ご冥福をお祈りします》
突然の訃報が悔やまれると言った内容が多くコメントされていました。今後が期待されていた13歳の娘さんも同乗されていたこともより胸が痛みます。心よりご冥福をお祈りします。