“天才子役”と呼ばれていた俳優の黒田勇樹さんが、11月4日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」に出演。子役の裏事情を暴露し話題を集めているようです。
1歳からモデルを始めて、子役で大河ドラマ「武田信玄」に出演していた黒田さん。その後、頻繁にゴールデンタイムのドラマや映画出演していたものの、28歳の時、病気で舞台を降板し、芸能界引退。一度は芸能界を離れたものの、「お金がなくなったことと、離婚したこと」で33歳の時に復帰しています。
黒田さんは子役が売れなくなる理由として「子役として注目されていれば、特に訓練をしていなくても学園ものの仕事がどんどんくるが、それは20歳まで。それ以降は学園ものがなくなる。」と説明。
天才子役ともてはやされても年を取るにつれ段々と注目度が下がり、「大学を卒業した、しっかり勉強した新人たちが入ってきて、一気にふるいにかけられる。そこまでにいかに訓練できていたか、その後も訓練は必要なんだって思うかどうか(がその後を分ける)と思う」と話していました。
黒田さん自身苦い経験をしたようで「親がギャラの話はしないようにしてくれていたが、CMのナレーションをした時、『あんた今、1分で1万円稼いだわよ』と言われた。1時間だったから60万円」。しかし、大人になりバイトした時の時給は800円。「この間まで1分1万円だったのに、1分13円になったんだな」と愕然としたそうです。
また、「子役は大人になると悪いことをする」や「子役で長く売れる人が少ない」という世間からの声に対して「幸せな結婚したり、ちゃんとした企業に勤めていることを報道されないから。」「坂上忍さんみたいに、成功している元子役もいる」と主張していました。
最後に黒田さんは、これから子役を目指す人に向けて「絶対に芸名をつけてください!僕は本名だから病院で名前を呼ばれて恥ずかしい思いをいっぱいしたので」と自身の経験を活かしアドバイスをしていました。
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