お腹の中の赤ちゃんのために死神と激しく戦った母親の話が人々に感動を与えました。
13日(現地時間)イギリス日刊ミラーは乳癌と戦いながらもお腹の中の赤ちゃんを諦めなかった女性のトレーシー・ーアース(Tracy Keers、33)の話を伝えました。
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イギリス人のトレーシーは2016年に乳がんの診断を受けました。
息子と夫、そして愛する家族がいたトレイシーは抗がん治療に専念していました。
幸いなことに、化学療法と乳房切除術などで1年余りの間でトレイシーは完治判定を受けました。
健康を取り戻したトレイシーと夫は今まで欲しがっていた二人目の子供を持つ時になったと考えました。
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その後、二人は計画通りに二人目の妊娠に成功しました。がんの完治に第二子の妊娠まで、すべてが順調でした。
ところが、妊娠後に意外なニュースが聞こえてきました。トレーシーのがんが再発したということでした。
状況は前よりも深刻でした。医師はトレーシーに余命が少ないと説明しました。
しかし、トレーシーは簡単に人生を諦めませんでした。彼女には世界の太陽の光もまだ見ていないお腹の中の赤ちゃんがいました。
トレイシーは辛い生活と死神と闘わなければなりませんでした。医師もトレーシーは「奇跡」に近いほどだと話しました。
3月に医療スタッフは帝王切開で出産することを勧めました。赤ちゃんとトレーシーの両方のためでした。
少し早く生まれて来た赤ちゃんはあまりにも小さくて柔らかかったのです。しかし、赤ちゃんが無事であることを確認したトレーシーはホッとしました。
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赤ちゃんを産んで3週間後、トレーシーは自分にできることを全部終えたかのように、夫の胸の中で静かに息を引き取ったのです。
夫のスティーブン(Steven)は「トレーシーは本当に勇敢な女性だった」と話しました。
彼は「トレーシーは娘を見られずに死ぬ可能性がある恐れを勝ち抜きました。10年間を一緒にしてきた僕の妻を決して忘れないだろう」と涙を流しました。
お腹の中の赤ちゃんのために病魔と立ち向かった母親の話は人々に深い感動を伝えています。