はれのひ社長が海外逃亡か
成人の日に着付け業者「はれのひ」が夜逃げした事件。
1月8日から日本中ではこの話題で持ちきりです。
「はれのひ」についてネット上では様々な憶測が飛び交っています。
ネット上で事件が広まり、全く無関係の写真館「ハレノヒ」が誤解を受けるなどの被害も出ています。
また社長であるとされる篠崎洋一郎が海外に逃走したとの噂まで広がっています。
今回はその真相に迫りたいと思います。
はれのひ事件の詳細
事件は1月8日早朝に起きました。
成人の日に着付けを予約していた客らが、指定の着付け会場に出向いたものの、「はれのひ」のスタッフも来ておらず、振袖も届いていなかったのです。
会場となったホテル側も、予約をしていた客側も「はれのひ」に連絡を取りましたが、どこも通じず…
会場は一気にパニックになったといいます。
振袖が手元にあった一部の客らは、同じ会場の他の業者が着付けを行うなどしてサポート。
振袖のない客に対しては、居合わせた業者とホテル側で手配のサポートを行ったといいます。
それでも間に合わず、式に間に合わなかった人、振袖を着れなかった人が多数発生しました。
「はれのひ」は全国展開しており、全国の店舗が8日に夜逃げしています。
今回の事件での被害は300人を超えるといわれています。
はれのひ、計画倒産か
成人の日の騒ぎを受け、警察やマスコミが調べた結果、様々なことが明らかになりました。
まず、「はれのひ」が着付けや振袖予約の入金を客に急かしていたということ。
「はれのひ」は先月、「翌日までに振り込みをすれば安くする」などと、利用者に入金をせかしていたことが分かりました。
さらに元従業員の話も入手されています。
元従業員によると、「はれのひ」では、当時、給与の未払いや退職が相次いでいたといいます。
つまり「はれのひ」は資金繰りが悪化していたのです。
そして、「はれのひ」の取引先からはこんな証言も得られました。
「はれのひ」の社長が、支払いが滞った取引先に「銀行から融資を受けるのでカネが入る」などと説明していたといいます。
警察の調べで、「はれのひ」は去年の後半から着物の卸売り業者などへの支払いが少なくとも5000万円以上、滞っていたことが分かっています。
「はれのひ」の社長は取引先に対し、「これまで自己資金でやってきたけれどこのままじゃダメだから、銀行から融資を受ける。年内にカネが入る」などと説明していたそうです。
しかし、その後も支払いはなく、社長とも連絡が取れなくなっているようです。
つまり、これらの件をまとめると、経営が悪化した「はれのひ」の計画倒産だったと思われます。
はれのひ社長・篠崎洋一郎
そんな「はれのひ」の社長である篠崎洋一郎ですが、海外に逃亡したとのう噂が広まりました。
Twitterの情報によると、篠崎洋一郎は事件が発覚した時、すでに上海に逃亡しているといわれていました。
この情報は、Facebookから得られたと思われます。
篠崎洋一郎、本人と思われるFacebookのアカウントが見つかり、そのアカウントが上海在住となっていたようです。
その事からネット上では、篠崎洋一郎が上海にいると判断し噂が広まりました。
しかし、このFacebookのアカウントや投稿には、信ぴょう性がありません。
篠崎洋一郎は茨城県出身という情報がありますが、Facebook上では横浜出身となっています。
さらに、Facebookにアップされた上海の写真は、ペニンシュラホテル上海のHPのものが使用されており、本人が撮影したものではないことも明らかになっています。
つまり、実際に上海に逃亡したかどうかは定かではないのです。
被害が広がり事件がどんどん大きくなっている今。
「はれのひ」社長の篠崎洋一郎はいったいどこにいるのだろうか?