2021年8月8日、幕を閉じた東京オリンピック。「コロナ禍」での開催という面で注目を集めていましたが、別の面でも”新しいオリンピック”だったと話題になっていました。
その中でも、競技における「性的マイノリティー(LGBTQ)」という面で注目を集めていた、オリンピック史上初のトランスジェンダー選手、女子重量挙げのニュージーランド代表のローレル・ハバード選手。メダルには手が届かなかったものの、ジェンダー平等を象徴する存在として、歴史的な快挙を成し遂げ話題となっていました。
一方、トランスジェンダー選手の参加に対し「体格差があるからほかの選手が不利になる」など、否定的な意見が多くあがっていたのも事実。
そんな中、同じ女子重量挙げのローラ・マリエル選手がTikTokに投稿した動画が話題になっているようです。
マリエル選手は自身のTikTokアカウントでトランスジェンダー選手についての質問が多く来ているとし、「多くの人がこの質問を、“自分の偏見の言い訳”に使っていると思います。」と持論を展開。
マリエル選手は、未だスポーツ界には“あからさまな女性差別”があると明かし、「女性アスリートとしての私の幸せを少しも気にしていなかった人たち、そしておそらく今まで私をいじめてきたような人たちが、トランスジェンダー選手が女子スポーツに参加することで女性アスリートとしての競技機会が少なくなってしまうことを心配しているのです」と、自身の過去の経験を交えながら、非難の声を一掃しました。
最後に「もうこんな質問をするのはやめてください。なぜならみんな女性アスリートのことを本当に気にかけているわけではないから」と訴えました。
この動画はSNSを中心に話題を集め、TikTokではすでに約67万回再生を記録。コメント欄にはマリエル選手を擁護する声が続出していました。