元気に生まれた赤ちゃんを、窓の外に投げ捨てられてしまったとしたら…。出産を迎えたある夫婦。無事子供が産まれたにも関わらず、同じ病室にいる女性がいきなり大事な赤ちゃんをつかんで窓から投げ捨ててしまったという事件がありました。
生まれたばかりの子供を殺され、ひどいショックを受けた夫婦が意外な発言をしていることをイギリスのメディア『The Sun』などが伝えています。
出産を終えた2人の女性
それはロシアでの出来事。ヴィクトリア・イワノワさんは3回目の出産を迎え、病院で元気な男の子を産みました。その後移された部屋は大部屋で、隣のベッドは同じく出産を終えたばかりの女性が使用しており、産後の療養期間をのんびり過ごしていました。
投げ捨てられた赤ちゃん
しばらくすると授乳の時間になりました。ヴィクトリアさんがこのとき少しの間ベッドを離れました。すると同室の女性はヴィクトリアさんの息子をつかみあげ、急いで窓際へ移動。そのまま赤ちゃんを外に投げ捨てたのです。赤ちゃんは地面に叩きつけられ悲しくも即死しました。
生後1日も経っていなかった赤ちゃんは、あまりにも無惨な方法で突然儚い命を奪われてしまったのです。なぜこんなことが起こってしまったのでしょうか?
うつ病だった女性
窓には柵もなく、このような展開を予想していなかった病院職員も、女性の突然の行為を食い止めることはできませんでした。
その後、女性はうつ病で、出産直前まで精神科病院に入院していたことが明らかになりました。「他人に危害を加えることはない」と判断され、精神科病院を退院し、今回の病院で出産も無事に終えたのですが、結局はこのような事件になってしまいました。
逮〇されない可能性も
事件について調査している警察は、女性の精神鑑定が終わるのを待っているところだといいます。その結果によって逮〇、または強制入院・治療のどちらかになるとのことですが、逮〇されようがされまいが、ヴィクトリアさん夫婦の赤ちゃんはもう帰っては来ません。
ヴィクトリアさんの夫がメディアの取材に応じ、「僕も妻も、(あの女性を)許します」「罰を望んだりはしませんし、もう全てを受け入れました…」と語ったといいます。
信じられない出来事で深い悲しみと様々な感情が湧き上がってきたことでしょう。それにも関わらず「許す」と言った夫婦の気持ちは計り知れません。
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