自宅でそばを打って、美味しいおそばを作ることができたら素敵ですね。「そばうち」は、こだわりの趣味として中高年の男性を中心に人気の趣味です。そんな「そばうち」は、どうしたら始めることができるでしょうか。
写真:そば打ち道具
まずは体験教室!
写真:庄内観光コンベンション協会
そばうちを始めるには、まずは知識やレシピ、そして道具や材料が必要です。しかし、本を見ていきなり1人で挑戦するのは難しいですし、いちから道具を揃えるのも大変です。まったく経験のない場合は、まずは体験教室に行ってみるのがおすすめです。
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体験教室は、各地のカルチャーセンターやそば工房などで行われています。気軽に体験できる1日教室では、まずは講師が見本を見せ、教わりながら自分で打ち、それを茹でて食べるという内容が一般的です。時間は1時間半~2時間ほど、料金は4000~5000円程度のところが多いです。もっと深く学びたい場合には、数回に渡って本格的に教わる教室も開かれています。
DVDや動画を見て学ぶ
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教室が遠方で出向けない人、または完全に自分のペースで行いたい人は、DVDや動画を見て学ぶのがよいでしょう。老舗店が監修するDVDもあり、動画でわかりやすく打ち方やレシピを見ることができます。
一通りの知識と経験を得て、では自宅で打ってみよう、という時には道具と材料が必要になります。自宅にあるボウルや包丁などで間に合わせる方法もありますが、趣味として始めるならば、どうせなら専用の道具を用いたほうが、かえって初心者にはやりやすくて気分も上がります。
使う道具と材料
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使う道具は、粉を練る「こね鉢」、生地を伸ばす「麺棒」、生地を広げる台となる「のし板」、生地を切る「そば包丁」、切る時に太さを揃えるための「こま板」が最低限あればよいでしょう。麺棒はすでに持っている家庭も多いですが、普通のものは長さが足りないため、やはり専用の麺棒のほうが使いやすいです。
材料は、そば粉と小麦粉、そして少量の打ち粉です。粉の割合は、初心者ならそば粉7、小麦粉3がまとまりやすく、慣れてきたら8対2にしてみると本格的です。
セットで販売しているものを探そう!
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道具類は別々に揃えると手間のかかるものですが、道具一式が組み合わせられた初心者向けのセットも多く販売されています。また粉も、あらかじめ配合ずみのものがあります。まずは手軽なセットを購入し、こだわりが出てきたら、自分好みのものを買い足していってもよいでしょう。漆塗りの大きなこね鉢や、切れ味のよい包丁を使うのは、そば打ちの醍醐味のひとつでもあります。また、そば粉の割合や産地に凝って、自分なりの配合を考えるのも楽しいものです。
このように、そばうちは入口は意外と入りやすく、こだわるほどに楽しみが増えていく奥深さのある趣味です。まずは一歩踏み出して、新しく始めてみてはいかがでしょうか。