男性による交際相手へのモラハラなどが多く問題になる近年ですが、実は恋人への虐待というのは必ずしも男性による行われるとは限りません。今回起こってしまったのは、ある女性により虐待を受け続けた男性が大学の卒業式に自殺するという悲しい事件です。なんと二ヶ月で47,000回も送られたという恐怖のメッセージとは?
アメリカの大学に通っていた22歳のあるアジア系の男性が、自身の大学の卒業式というハレの日に、変わり果てた姿で発見されるという悲劇が発生しました。男性は駐車場のビルから飛び降り自殺したとみられていますが、この男性に一体なにがあったのでしょうか・・・?
この日、大学の卒業式を迎えるはずだった男性。何も知らぬ家族は、やっと訪れたハレの日を祝うべく、卒業式会場で息子の到着を待っていたそう。しかし、男性はこの卒業式が始まる90分前にすでに死亡していたのです。警察が男性のスマートフォンを調べるとそこに残されていたのは、男性と同じ大学に通う韓国出身の恋人(21)から送られた衝撃的なメッセージでした。
2人は1年半にわたり交際していたものの、その間、この女から男性は心身ともにひどい虐待を加えられていたそう。このふたりの関係は完全に女が支配しており、女による虐待行為は2人の友人たちにも目撃されていたことが分かっています。女は男性の精神状態が悪化していることを承知の上で、「なら死ね」「自殺したほうがいい」とたびたびメッセージを送信。
なんと、自殺の2ヶ月前から当日までのたった二ヶ月の間に47,000回以上ものメッセージが送信されており、その多くは「さあ死んで」「あんたがいない世の中のほうが良い」という自殺を強要する内容のもので、また女は自身のスマートフォンで男性の居場所を頻繁に確認していたそうで、自殺当日も追跡し現場へ行き、男性が自殺するのを見ていたのではと思われています。
すでに韓国に戻っているというこの女ですが、恋人を自殺に追い込んだとして現在起訴されているそうですが、いまだに刑は決まっていません。罪に問われるのかさえ不明です。非常に優秀だったというこの男性ですが、いったいなぜこの狂った女性と別れるという簡単な選択肢が浮かばなかったのか心から悔やまれます。