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サイコスリラー映画「ブラックスワン」の恐ろしさ


「ブラックスワン」は2010年に上映されたアメリカのサイコスリラーストーリーです。あらすじはニューヨークのあるバレエカンパニーに所属するニナを中心に描かれています。


写真:シネマトゥデイ

 

ストーリー


写真:Pinterest

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ニナは元ダンサーである母親エリカと共に、人生のすべてをバレエに捧げていました。ある日ニナに「白鳥の湖」の主役を演じるチャンスが訪れます。しかし白鳥の女王はもちろん、邪悪な黒鳥も演じる難役で、優等生のようなニナにはハードルの高い挑戦でした。黒鳥役がマッチする新人ダンサーのリリーも現れ、ニナは精神的に追いつめられていきます。役作りに集中するあまり精神的に不安定になったニナは、現実と悪夢の間をさ迷い、その心は闇に覆われていくのです。point 215 | 1

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写真:hollywood.com

演出家のトーマスはニナに「不感症のバレー」と指摘されてしまい、もっと官能的な動きをするよう命じられてしまいます。プレッシャーを感じるながらもニナは主役に選ばれますが、ニナに主役を奪われ精神的に崩壊したベスは、走る車に飛び込み重症を負います。ニナにとっても大きな心の傷となってしまいました。その後、リリーはニナの代役に抜擢され、ニナはさらに追い詰められていきます。ニナはリリーにライバル視しながら、ますますバレエにのめり込んで行きます。娘に狂気を感じる母のエリカは心配して、ニナをバレエから遠ざけようとさせますが無理でした。point 333 | 1

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写真:Letterboxd

公演初日、会場に現れたニナの様子は、いつものニナとどこか違っていました。演出家のトーマスは「自分を解き放て」とアドバイスします。公演が始まると、ニナは序盤で転倒してしまいました。楽屋でニナはリリーの姿を見かけ、リリーはニナに「あなたには無理。代わるわ」と言われてしまいます。ニナは怒り、リリーと揉み合いになるのですが、ニナは割れた鏡の破片でリリーの腹部に突き立てます。リリーの遺体を隠し、さらに狂気を帯びたニナは舞台において黒鳥を好演します。楽屋に戻るニナですが、そこには殺害したはずのリリーがいて、声をかけにきました。point 329 | 1

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写真:Yatzer

ニナは黒鳥の衣装を脱いで、白鳥の衣装に着替えてやっと気づくことになります。ニナの腹部からは出血があったのです。リリーを刺したはずが、実はニナは自分の腹部を突き立てていたのでした。しかし、ニナは再び舞台に立ちます。見事に白鳥も演じきったニナにはスタンディングオベーションが待っていました。リリーがニナの出血に気づきます。トーマスは救急車を呼ぶのですが、ニナは自分の完璧な演技に満足そうに笑みを浮かべるのでした。point 269 | 1

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写真:SensCritique

ブラックスワンの恐ろしさはニナの狂気にあります。バレエの役に執着するあまり、現実と幻想の間をさ迷い、次第に自分を見失っていきます。人の狂気を美しく官能的に描いたブラックスワンは良質の作品と言えるでしょう。

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