今月2月20日早朝、東京葛飾飾区のアパートで火災が発生しました。その後火が消し止められましたが、焼け跡からは遺体が発見されました。その遺体の身元というのが、あの「投資ジャーナル事件」で実刑判決を受けた中江元会長だというのです。その内容というのが・・・
今から約40年ほど前、1980年代に多くの投資家が詐欺被害に遭った「投資ジャーナル事件」。その事件の犯人として、裁判で、懲役6年の実刑判決を受けたのは中江滋樹元会長(66)でした。そんな中江元会長がこの日、焼死体として焼け跡から発見されました。
中江元会長とは、「兜町の風雲児」と呼ばれ、1978年に「投資ジャーナル」を設立し、「保証金の10倍まで株の買い付け資金を融資する」とうたい、投資家ら約7800人から総額約584億円を集めるも、そのうち百数十億円を投資家に戻さず逮捕されました。
若くして大成功を収めており、その派手な遊びっぷりが話題だった彼ですが、中でも当時大きな注目を浴びたのは、当時トップアイドル歌手として活躍していた倉田まり子さんとの関係でした。84年9月、「FRIDAY」に掲載された中江氏と倉田さんのスクープ写真。
当時について、ワイドショーの関係者は、「この5年前に歌手デビューしていた倉田はNHK『レッツゴーヤング』の司会に抜てきされるなどトップアイドルだった。すでに証券取引法違反容疑がかかっていた、ロン毛にヒゲ面の中江氏が倉田の肩を抱き、満面の笑みを浮かべていたのだから大騒ぎになりました」と話しています。
さらにこの報道の裏付けのように、84年2月には、倉田さんが目黒区内に購入した3階建て豪邸の資金が、中江氏から出ていたことも明らかになりました。さらに倉田さんが、同じ年の3月末で所属事務所との契約が満了し、芸能活動から退いていたことから愛人になったのではという疑惑もー。
謎だらけの中江さんですが、今回の焼死の原因とは一体なんなのでしょうか・・・