去る7月18日に放送された『音楽の日 2020』(TBS系)で、誰もが知る あの名曲をカバーした 女性ボーカルグループ『Little Glee Monster』(以下、リトグリ)が 登場 したのですが… ネット上では 激しい反発の声が上がってしまったという。
TBS「音楽の日」ありがとうございました?
今井了介さんありがとうございました?#リトグリ #音楽の日 pic.twitter.com/nL1SZKpVfO— Little Glee Monster (@LittleGleeMonst) July 18, 2020
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同番組は 中居正広と安住紳一郎がMCを務める音楽特番。10回目の放送となる 今回は「日本の元気!」がテーマとなっており、終盤では「日本に元気を与えてきた名曲リレー」というコーナーが放送されました。
ISSAが 尾崎豊の『僕が僕であるために』、三浦大知が井上陽水の『少年時代』を熱唱して 場を盛り上げた後、満を持して登場した「リトグリ」でしたが…
そこで披露された楽曲は、2018年に引退した安室奈美恵さんの代表曲『Hero』だったのです。
5人のメンバーは美しいコーラスを披露しつつ 同曲の作詞・作曲を手掛けた音楽プロデューサー・今井了介氏のピアノ伴奏に合わせて 感動的なムードに包まれながら出番は終了したのですが、一部の安室ファンからは…
《 ごめん、Heroは安室ちゃんじゃなきゃ無理だ…》
《 リトグリごときが 安室の名曲を歌うのは100年早いよ》
《 やっぱり安室ちゃんの曲は安室ちゃんじゃないとダメなんだよ》
《 安室奈美恵の歌唱力が異常過ぎるせいで、薄っぺらく聞こえちゃうね》
《 安室ちゃんの曲をリトグリなんかに歌ってほしくなかった。ハモリ下手くそ過ぎ!》
《 Heroは安室ちゃん以外歌っちゃダメだよ…。何十年もたって、安室ちゃんが亡くなった後ならいいけど》
《 Heroはリトグリにカバーしてほしくなかった。安室ちゃんの歌は誰にもカバーしてほしくない》
等など、凄まじい〝拒絶反応〟が巻き起こっているようでした。
安室ちゃんは 何があろうとこの先もずっとわたしにとっての “Hero”…
「『Hero』は 安室ファンにとって、最も思い入れの強い曲の1つです。最後の出演となった『第68回 NHK紅白歌合戦』で披露した曲であり、18年のファイナルツアーでも1曲目の〝つかみ〟として使用されていました。安室の大ファンとして知られるイモトアヤコが、引退発表を受けた際にインスタグラムで 『安室ちゃんは 何があろうとこの先もずっとわたしにとってのHeroなのです』とつづっていたことも記憶に新しいですね。それくらい特別な曲だからこそ、カバーされたことに反発が起きてしまったのでしょう」(芸能ライター)
とはいえ、「リトグリ」のパフォーマンスを評価する声も少なくないようです。番組の放送終了後には、ピアノ伴奏を担当した今井氏が ツイッター上で…
《リトグリさんから奈美恵ちゃんへのリスペクトもあってこそ、、、のコラボだったかと思います!》
《こうやって曲が歌い継がれていく素敵さ、あらためて感じました》などと称賛を惜しまなかったようでした。
ちなみに同番組の瞬間最高視聴率は、リトグリが『Hero』を披露している場面だったというのですが…。
何はともあれ、どれだけリスペクトが 込められていたとしても、いまだ 安室ファンにとっては 『Hero』は 永遠の〝聖域〟となっているゆえに 誰が どれだけ上手に歌ったとしても 納得がいかないのかもしれません。