サッカーにおいてキャプテンという存在は非常に大きいです。ピッチ上に信頼できるキャプテンがいることで、チームに落ち着きをもたらしてくれます。サッカーは90分間攻守が目まぐるしく変わります。一人ひとりが自分の意見で行動してしまうと、チームとして戦術が機能しなくなります。サッカーはチームで行うスポーツなので、一人だけ気を吐いていたり、一人で試合を決める仕事をしようとすると、戦術は上手く機能しなくなります。サッカーはコンビネーションが大事で、二人、三人と連動した攻撃をしないと相手の守備網を突破することはできないです。
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特に現代サッカーはスペースがないので、連携した攻撃をしないとゴールを奪うことはできないです。世界トップのリオネル・メッシなどは一人で相手DFを2、3人かわしてゴールを奪うことができますが、リオネル・メッシのような選手は世界を見ても存在しません。なので、やはり連携を深めていくしかゴールを奪う方法はないのです。日本のサッカーにはリオネル・メッシのような特別な選手はいません。
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なので、個人個人での勝負で勝つことは難しいです。そうなると、やらなくてはいけないことは一つです。キャプテンを中心としてチームとしてまとまり、コンビネーションで試合をコントロールするしか勝つ方法はないです。その大事なキャプテンを長年任されているのが長谷部誠です。
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長谷部誠は選手をまとめる能力が高く、チーム内に円滑なコミュニケーションをもたらしています。威厳のある厳しいキャプテンと、親しみやすくてフレンドリーなキャプテンの二つがあるのならば、長谷部誠は後者の方のキャプテンです。チームメイトを厳しく叱責するというよりは、自分の行動で引っ張っていくタイプのキャプテンです。
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性格は真面目で、堅実なプレーは所属クラブのフランクフルトでも高い評価を得ていて、監督の信頼も厚いです。ドイツでのプレー経験も豊富で、守備的なポジションであればほとんどこなすことができます。最近ではリベロという守備の最終ラインで試合をコントロールする、ピッチ上の監督のようなプレーを求められています。
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このリベロができる選手は、経験が豊富で、常に冷静沈着でなければいけません。そうなると、このポジションは長谷部誠にピッタリのポジションだと思います。長谷部誠は常々心を整えるという言葉を発します。これは試合中どのようなシチュエーションになっても冷静にプレーができりょうにする準備です。