18年間の努力が水の泡となりました。
たった一度のミスで、これまで歯を食いしばって築てきた努力が崩れ去ったアスリート選手のニュースです。
2019年4月、アメリカのオーバン大学所属のサマンダ(Samantha Cerio)選手が事故が原因で引退を表明しました。
サマンダ選手は2019年に開かれた「2019NCAA体操選手権大会」の地域決勝戦に参加していました。
その日、サマンダ選手は周囲の人々の視線を一心に集めていました。
これまで2回も体操競技トロフィーを手にした超有望選手だったためです。
そのため、優勝候補でもあり多くのファンが期待していました。
しかし、サマンダ選手の競技が始まった直後、見守っていた人々は歓声ではなく、悲鳴と嘆きを叫ぶこととなります。
競技が始まり、ハンドスプリングを試みたサマンダ選手が着地に失敗し、両足を骨折したためです!
傍目からでも、深刻さがうかがえる写真ですね…。
おそろしい苦痛を訴え、すぐさま会場を後にして病院へ移送されたサマンダ選手。タンカーにて運ばれる彼女を観客たちは激励の拍手によって見送りました。
病院での診察結果、サマンダ選手の両足では、もうこれから先体操はできないだろうと宣告されることとなりました。
サマンダ選手は自身の状況をSNSを通して公表し、引退を宣言しました。
「18年間一生懸命練習してきて、4年間今回の競技のために準備してきました。(けがによって)計画通りにいかなかったけど、予定通りに事が進むことのほうが少ないものですよね。」とコメント。
そして、
「これまで私が受けてきた多くの応援と祈祷に心から感謝しています。これからは十分に休息をとり、治療に全力を尽くします。」と前向きなコメントも残しました。
このサマンダ選手の引退宣言に対して、
「今まで素晴らしい活躍を見せてくれてありがとう。」
「これまでお疲れさまでした。ありがとう。」
「事故のことは本当に残念だけど、今は一刻もはやい回復を祈っています。」
などのコメントが寄せられていました。
残念なニュースです…彼女がどのくらいの苦痛を感じていたか想像もつきませんね…
誰にでも当てはまりますが、アスリート選手は特に体が財産です。
確かに、選手としてはもう活躍できないかもしれませんが、コーチなど別の道で、今まで積み重ねてきたものを発揮できるといいですね!