最近、新型コロナウイルスが世界中で大問題になってますが、同時にアジア人に対する差別事件が多く起きています。
先月の３１日には、女優の広瀬すずさんの写真に「コロナウイルス」などのコメントが英語で投稿されたこともありました。
ネット上でも「#私はウイルスじゃない」（#JeNeSuisPasUnVirus）のようなハッシュタグが作られたりして人種差別の問題を指摘していますが、ヨーロッパなどではまだこういった問題が発生してるようです。
今回、こういった差別問題でオランダのラジオDJが現地の中国人や中国系の人たちに謝罪する事件がありました。
問題が発生したのは先週の出来事です。
オランダのあるラジオ番組で担当DJが中国で発生したコロナウイルスの問題に関して、中国人を侮辱する歌を放送しました。
問題になったその曲は’Prevention is Better Than Chinese’というタイトル。オランダ語で「中国人」と「治療」の発音が似ているということからその曲を利用して中国人を侮辱する意図を見せました。
それにその歌の内容も「全ては臭い中国人のせいだ」「中華料理を食べなければ何も心配することはない」など、十分批判されるべき内容のものです。
放送後、当然の結果で、現地の中国系市民や多くのネット民から批判の声がありました。
「ウイルスのような深刻な問題なのにこういった冗談をするなんて」など、この問題を指摘する請願まであったそうです。
結局このDJは１０日、自分の放送で「大きな過ち」だったと謝罪しました。
今回は謝罪を受けることになりましたが、オランダやヨーロッパの多くの国ではこういった差別的な問題がまだしばしば行われてます。
ただ中国人への差別だけでなく、アジア人全体に対する差別行為が行われてますよね。
外国でも、今度の新型コロナウイルスの問題がレイシズム（人種差別主義）の拡散にどうやって利用されているかを分析し、指摘するニュースが出たりしているらしいです。
一部では、中国人やアジア人を差別するコンテンツなどがいわゆるスポーツのようになってるとも。
請願で指摘した通り疾病を冗談の種にすることも問題であり、こういった問題で他人を差別し侮辱するために利用するのは悪い行動だと思います。