式波･アスカ･ラングレー、エヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)新劇場版シリーズにて、二作目の:破より登場した、第二の少女「セカンドチルドレン」です。
その彼女が、二作目より14年後の世界である三作目の:Qで見た目が14歳のままなのかは、劇中で彼女自身が言った「エヴァの呪縛」というセリフ以外に、全く詳細が語られていません。
しかし、:破のラストに入っている:Qの予告(DVD&BL封入の予告)から推測できること、:Qの劇中にある数々のヒントから、仮説は立てられます。
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まずは、TVシリーズや旧劇場版の登場名である「惣流」から「式波」に変わった仮説から説明しなければなりません。
ちなみにこの名前の仮説は、本当に仮説の域を超えず、ひとつの可能性であり、公式からの発表もないものです。
:Qの劇中、アスカのセリフにアヤナミレイ(仮称)に対して「綾波タイプの初期ロットか」というものがあります。ここで気が付くのが「綾波タイプ」というフレーズです。それは単に、碇ユイのクローン体である綾波シリーズの初期ロット、と捉えることもできますが、なぜ「タイプ」と表現したのか。それは、もしかするとほかにタイプがあり、「式波タイプ」「真希波タイプ」が存在するのではないでしょうか。point 358 | 1
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新劇では3人のヒロインである「式波･アスカ･ラングレー」「綾波レイ」「真希波･マリ･ストラトス」の苗字が、全て○波になっています。それらの点から考察すると、上記で上げた3タイプの存在は即否定できるものではなく、可能性は否めません。
ちなみに、新劇から登場しているマリについては、エヴァンゲリオンについて内情を知りすぎている少女であり、綾波と似た立場に居るのではないか、そう言われています。
その点からも、ヒロイン達はクローン、もしくは何らかの手が加わった人間ではない人間、そう考えることができます。これが、第一の素材です。point 326 | 1
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次に、劇中ラストでアスカが語る「L結界密度が強すぎて助けに来れない」というセリフがあります。
その結界密度が強いとリリンが近づけない、といった趣旨の発言も。リリンとは、人間を指しているものであり、どうやらL結界密度が強い場所には、生身の人間は入っていけないようなのです。
入ったらどうなるか、は今は別の問題なので横に置きますが、ならばなぜ、アスカやシンジ、アヤナミレイ(仮称)は存在できるのか、という疑問が浮かびます。point 269 | 1
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L結界密度のLとは、これの発言があった前の方のシーンで、カヲルが発した発言にヒントがあります。
エヴァンゲリオン第13号機がセントラルドグマを後下している際、「リリスの結界で14年間もの間誰の侵入も許していない」と。
ここで、エヴァであるなら侵入できるのは、実際入っている13号機により実証済みなので、この「誰」を指すのは、リリン(人間)であると推測できます。
よって、リリス(Lilith)の結界＝L結界、と仮定すると、人間は進入不可、エヴァンゲリオンは侵入可能、となり、仮定の辻褄は合います。ならば、なぜその結界内に3人が存在できるのか、理由は、3人ともが「人間ではない人間」だから、という答えが自然です。これが第二の素材です。point 380 | 1
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ここにマリが加わるのかはさておき、少なくともアヤナミレイ(仮称)は、人間ではなくクローン体であり、先にカヲルが「リリンの模造品では無理だ。魂の場所が違う」と発言していることからもクローン(模造品)であると断定されています。
シンジはというと、:破の時に初号機に取り込まれた後、14年後の:Qでサルベージされたことから、統計データ的には碇シンジ本人と確認できる状態だが、解明できない部分では「人間ではない人間」になっているのではないかと思われます。
魂の器である肉体が一度元素単位まで分解されているわけですから、サルベージ(再構築)したからといって、全く同じものにはならないのではないか、と。そういったことから、シンジもL結界内に存在できる状態である、と言えます。point 395 | 1
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ならばアスカは?となると、第一の素材として記述した「クローン説」、第二の素材として記述した「人間ではない人間説」それらを当てはめると、L結界内に存在可能な存在だということは推測でき、さらに14年間14歳のままの姿の理由としても、仮定できます。
この他にも、:破で使徒に寄生された第3号機に搭乗したため、使徒の侵食により「使徒化したのでは」という仮説もありますが、他の2人の存在可能な理由の仮定を含めると、どれが有力、とは言えませんが、ひとつの可能性として上記の仮説が提言でき、エヴァンゲリオンのパイロットたちを「仕組まれた子供たち」と評する言葉にも、準ずるのではないかと思われます。point 372 | 1