毎年、大手広告代理店がおこなう「好きな芸能人・嫌いな芸能人」調査の結果が発表されました。アンケートは視聴者1800人に対し実施されるもので、3人まで順位をつけて挙げてもらい、1位=3ポイント、2位=2ポイント、3位=1ポイントとして集計されています。さらに今回は視聴者だけでなく、芸能人を “使う側” であるスポンサー企業550社にも「使いたくない芸能人」についてアンケートが取られました。
スポンサー企業部門での気になる結果はいかが。
女性部門でトップになったのは、大阪なおみさんでした。
その理由には、「ちょっと今は使うのが怖い」「もともと出演料が高いので」などの意見が。
ほかに高樹沙耶さんや上西小百合さん、そして益若つばささんなど「主義主張に偏りが…」という印象を持たれている女性芸能人や、神田うのさん、ベッキーさんも上位にランクインしました。
関係者によると、「高樹は1位に挙げた社はほとんどないが、こういう調査に『とりあえず名前を挙げておく』存在のようです。クライアントにとってはタブーの存在。上西が世間で注目されたのも、もうずいぶんと過去の話に感じますけど、今でもこんなに名前が挙がるのは逆の意味ですごい。 益若は最近になって『ミレーナ』(子宮内避妊具)を装着していることを公表。その目的をめぐって論争になるなど『世間を騒がせた』イメージで使いにくいと思われるんでしょうね」
とのこと。
男性部門でのトップは、伊勢谷友介さんや清原和博さんなどの “クスリ系”、手越祐也さんや東出昌大さんといった “問題児” といった原因で、名前が挙がりました。
同関係者は、「伊勢谷の場合は、タレント案件というよりビジネスで関わりのある企業が投票しているようです。大麻事件が鮮明にこびりついているのでしょう。 2位の石田純一よりポイント数が多いのは、石田が一般的にあきれられる程度の素行なのに対し、伊勢谷は理想を唱えながら行動がまったくともなっていなかったからでしょう。 ただ憎めないとはいえ、石田が問題なのは悪気がないところ。コロナ禍のなか、ゴルフや会食を重ねたりマスクをしないなど、ネジが緩んでいる。手越は事務所独立時のルール違反や痛手がいまだに尾を引いていますね」と言及しています。
いずれも犯罪や事務所移籍トラブルなどは、避けられる典型だそう。
視聴者の『嫌い』というのは感情から成り立っている場合が多いですが、実際に起こした問題や “事実” がビジネスの世界では勘案されがち。使うタレント次第ではその企業のイメージがダウンしたり、商品の売り上げに影響するからです。そういう意味では、広告を出す企業側のタレントへの視線は、視聴者よりもさらに慎重になるようです。
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