フジテレビの榎並大二郎アナウンサーが、8月19日に放送されたフジテレビ系夕方の報道番組「Live News イット!」の生放送中に涙を流す場面があり、ネット上で話題になっていました。
19日、同番組では千葉県柏市に住む妊婦が新型コロナで自宅療養中、入院先が見つからないまま自宅で出産し、新生児が死亡したと報じていました。妊娠8カ月だった女性は、17日朝から出血、夕方に腹痛があり保健所へ連絡したが、受け入れ先が見つからなかったと言います。
榎並アナはVTRの直後「妊娠8カ月というと、赤ちゃんも1000グラムぐらいまで育ってきているはずなんですね。だから、適切な…」と言葉を詰まらせ、涙をこらえながら「ごめんなさい」と一言。
その後、原稿を読もうとするも「適切な医療を受けていれば助かる命だった…」「すいません…と思うんですけど」と言葉を振り絞り、最後は嗚咽を止められない中で「病床確保と地道な感染対策(が大切)かと思います」と伝えました。
SNSではこの榎並アナの号泣報道が話題となり、「メディアの世界、こういう方がアナウンサーされててよかった」「事実を伝えるだけでなくお想いを伝える。体温のある繋がり方に感謝します。ありがとう。」「アナウンサー失格? いや、まず人間として合格だ。 気持ちを込めて伝えることも大事じゃないかな?」「榎並さんがどんな思いでこのニュースを読み上げたのか考えさせられます」などのコメントが相次いで寄せられていました。
榎並アナの妻でモデルの有村実樹さんは、今年2月に第1子妊娠を報告。妻が妊娠中ということもあり、余計に感情移入したのかもしれませんね。
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