柄本時生とは、消費者金融のCMで話題になり、知名度が急上昇している俳優です。また、父親は紫綬褒章を受章した名俳優の柄本明、母親は多くのドラマに出演している実力派女優の角替和枝です。つまり彼は2世俳優なのです。そんな彼は、2003年から多くの作品に出演しています。また、柄本時生は今までどのような経歴を歩んできたのか気になります。
まず、柄本時生は1989年の10月17日生まれの東京都出身です。
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そして、2003年にJam Films S「すべり台」というオムニバスドラマのオーディションに合格し、俳優としてデビューしました。
さらに、2006年に放送された大河ドラマ功名が辻では「後陽成天皇」という役を演じました。また、このドラマに父親である柄本明も「秀吉」役で出演しており、第34話で父子で共演を果たしました。
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そして、2009年の1月に公開された映画「誰も守ってくれない」で「森本」という役を演じ好評を得ました。これは、殺人犯の妹になった少女と、彼女を保護する刑事の逃亡劇などを通して社会の理不尽さを描いている映画です。そして、この作品は大きく評価され第32回モントリオール世界映画祭にて最優秀脚本賞を受賞します。さらに、2009年度の第82回アカデミー賞に、外国語映画賞部門の日本代表として出品されるなど大きな反響を得ました。
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そして、2010年の6月には「アウトレイジ」に山王会池元組内大友組組員の「江本」という役で出演しました。この役柄は暴行を受け、拳銃で自殺を図ろうとするが、後を追ってきたヒットマンに射殺されるという衝撃的なもので、かなりインパクトがあります。彼は、この役を演じたことにより演技の幅を広げました。
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また、2010年の10月から12月まで日本テレビで放送された「Q10」というドラマでは主人公のクラスメイトで主要登場人物ある「藤丘 誠」という役を演じます。そして、この作品は2010年12月度のギャラクシー賞を受賞するなど高い評価を獲得しました。
さらに、2011年の4月から9月までNHKで放送された「おひさま」ではヒロインの須藤家の小学校の頃の同級生である「宮本タケオ」役を演じました。このドラマでは、宮本家の中で重要な役どころで出演をしており、知名度を上げるきっかけになります。さらに、母親の角替和枝が「宮本ハル」という「宮本タケオ」の母親役で出演しており、リアルだけでなくドラマでも母子となり話題になりました。
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また、2015年12月28日にTBSで放送された落語がテーマの「赤めだか」というドラマでは、ビートたけしへ入門するため立川流を去る「立川談かん」という役を演じました。さらに、この作品は第42回放送文化基金賞・テレビドラマ部門最優秀賞を獲得するなど高い評価を得ました。また、彼も難しい役どころである「立川談かん」を違和感なく見事に演じ切っています。
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そして、2016年の3月1日から4月19日までNHKのBSプレミアムで放送された「初恋芸人」では、「佐藤賢治」というマニアックな怪獣ネタをやる、売れないピン芸人という主人公を熱演しました。この作品は、繊細な人間心が描かれたドラマで視聴者を感動の渦に巻き込みました。このドラマで主人公を演じたことにより、俳優としての評価が高まりました。
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また、2016年の11月29日に公開された「聖の青春」では「荒崎学」というプロ棋士を演じました。またこれは、松山ケンイチ、東出昌大、リリーフランキーといった個性派の俳優が出演しており話題となり、第29回東京国際映画祭クロージング作品にも選ばれました。彼も、この作品で存在感を発揮しています。
このように、柄本時生は今注目の実力派の俳優で、多くの作品に出演しています。