教育現場でのいじめが深刻化し、無くなることのない現代社会。こうした現状に大きな責任があるのは、学校と教育委員会の存在があるからではと言われ続けています。そんななか、大阪府の小学校で起きたいじめに対し、信じられない対応をしている教育委員会と学校の実態が、某ニュースサイト編集部の独自取材で浮かび上がったのです。
4年間に渡って行われた
大阪府堺市内の小学校では、じつに4年間に渡っていじめが行われているというのです。
なんでも被害児童は、1年生の後半に通学帽がゴミ箱に捨てられ、2年生になると鉛筆や定規などの細かいものが、頻繁に無くなるということが。そして、体操帽が、またゴミ箱に捨てられていたというのです。
当時、被害児童の担任だった教師が、この行為を行った加害児童を発見したそうで、児童の保護者より被害父兄への謝罪がありました。しかし、その後、被害児童が加害児童に突き飛ばされるという被害が発生してしまったのです。
さらに、いじめはエスカレートし、3年生では言葉によるいじめや、仲間はずれが始まったのでした。その当時の担任による無神経な態度も被害児童を苦しめ、ハンカチが二度に渡りゴミ箱に捨てられる被害も発生していたそうで…。被害児童は、学校に通う4年間、幾度となく悲鳴を上げ続けてきたのです。
教育委員会のずさんな対応
そんなひどい現状を堺市教育委員会に相談するも、適切な対応が取られないまま時が過ぎ…。堺市教育委員会のいじめ担当指導主事は、児童のことを「犯人」と発言してしまう無神経さを披露。被害児童が通う小学校の校長や教頭、そして教諭と被害父兄との通話の音声データを聞いても、頓珍漢な対応ばかりだったそうでうす。
結果として、被害児童は3年生の1年間に37日間欠席せざるを得ない状況に陥ってしまったのです。父兄はこの間、堺市議会議員に相談し、議員からも教育委員会に的確な対応をするように要望が出されているとのこと。point 315 | 1
しかし、父兄からも要望書が学校に出されましたが、校長や教頭の、のらりくらりな対応では、実現することはなく、4年生になっても学校側、教育委員会の不適切な対応が続いたため、弁護士に対応を依頼する事態になってしまったのでした。
そして、6月3日に教育委員会と学校、父兄と弁護士を交えた話し合いが持たれたそうなのですが、完全に学校へ通えなくなっているとのことです。
児童の心境に変化…緊急事態が発生!
そんななか、夜遅く父兄が児童が書いたある文を発見するのです!
それが、上記にある写真です。この文の写真の提供を受けた、某ニュースサイトの取材班が学校の校長へと朝一番に、この緊急事態を伝えたそうです。
すると校長は、「今日も児童が欠席しており、父兄に何度も連絡しているが電話が繋がらない」と回答したそうですが、校長が何度も父兄に連絡しているという事実は確認できなかったそうなのです。
父兄が教育委員会にこの件を問い合わせたところ、「校長が『被害児童から父兄が入院した』と聞いたと主張している」という全くもって意味不明な主張が…。
その一方で、父兄はというと「校長にそんなことは言っていない」と両者の主張は真っ向から食い違っている状態にあるとのことでした。
まとめ
このような現状が無くならないため、学校側や教育委員会への信頼度はどうしても低くなってしまいます。被害にあった児童のことを思うと、4年という月日は長く、児童の心にはずっと消えない傷となり、これから先もその傷と共に成長していかなければならないのは、あまりにも辛いことです。一日でも早く、この問題が解決へと向かうことを願うばかりしか出来ません。point 226 | 1
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