■佐野研二郎のプロフィール
写真:shigewp.com
佐野研二郎(さの けんじろう)
1972年7月29日東京都出身
代々木ゼミナール造形学校で一浪後多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科入学
1996年卒業後博報堂へ入社
2008年「MR_DESIGN」設立。独立へ。
多摩美術大学美術学部統合デザイン学科教授
写真:rohika01.com
父は慶応義塾大学医学部出身の内科医。現在は引退している。
母は元看護婦。
兄は経済産業省のキャリア官僚。
妹がひとりいる。
嫁は「MR_DESIGN」広報で博報堂時代の同僚。
子供は娘がひとりいる。
■佐野研二郎のパクリ騒動
写真:ホイミ速報.jp
佐野研二郎デザインのオリンピックのエンブレムにパクリ騒動がありましたが、みなさんはそのニュースを覚えているでしょうか?何が問題でNG案件になったのかを徹底解説しようと思います。まず、当初佐野研二郎のオリンピックロゴは応募作104点から選ばれたということで、大々的に発表されていました。2014年亀倉雄策賞を受賞していた佐野研二郎。1964年の東京オリンピックのエンブレムをデザインしたことで日本のグラフィックデザインのアイコン的な存在でもある亀倉雄策に敬意を示し、そのデザインをオマージュしたというエンブレムでしたが、発表されるとベルギーの劇場が使用しているロゴマークに酷似してるということで、当のベルギーから厳しい指摘を受けてしまいます。point 393 | 1
写真:asagei.com
こちらは釈明会見の様子です。本人もまさかパクリ騒動で会見するなんて思っていなかったでしょうね。広告デザイン業界ではふつうにまかり通るはずの「アイディアをもらってアレンジしてぱぱっと出してみました」的なアプローチ。あっという間に佐野研二郎のパクリ・盗作作品がネットという裁きの場にさらされる状態となりました。
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写真:tokyo-sports.point 66 | co.point 69 | jp
なぜそうなるのだ!とまたツッコミのネタを提供した結果になったタイポグラフィー。佐野研二郎はAからZまで作ってあるし、パクリや盗作じゃないんだと言いたかったのですが「それいつ作ったの疑惑」という新しいモンダイを投げかけてしまう結果に。ネットはちょうど小保方晴子の論文パクリ・盗作疑惑がひと段落したタイミング。待ってましたの新しい燃料に食いつきが速かった!point 247 | 1
写真:nicovideo.jp
ベルギーサイドはリエージュの裁判所にエンブレムの使用差し止めを求める提訴を起こしています。敏腕弁護士が登場し、これは裁判で泥試合をするの?というムードに。前後してネットでは佐野研二郎のこれまでの作品を洗いざらいパクリ・盗作という観点から検証するサイトが乱立。言われてみれば似ているというレベルのものから、丸ごとトレースして丸パクリしているもの、画像の無断登用などなど、山ほどのパクリ・盗作疑惑がわきあがる状態へ。特にサントリーのエコバッグのデザインに関しては30種類あったバッグのデザインのうちの8種類が、他のデザイナーのデザインをトレースしていたことがわかります。point 348 | 1
■佐野研二郎のパクリ騒動をかばう嫁
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佐野研二郎には結婚して嫁がいます。佐野研二郎の会社の広報担当者であるその嫁は、広報部に対して「担当は部下」と言い放ったことで、ネットはさらに炎上する事態に。「BEACH」のオリジナルデザインをしたベン・ザラコーは「もし、佐野氏が盗作でお金をもうけていたのなら、法的手段を取りたい」などと名言。のちに自身のFacebookでデザインプロセスを公表しています。デザイナーの間にも、法的手段といった強硬な対応に出る人もいれば、「似ているのは光栄」といったコメントを出す人もいて、商業デザインに対する考え方の違いを感じる対応でした。point 342 | 1
■佐野研二郎がパクリ・盗作疑惑に答える
写真:sankei.com
サントリーの景品トートバッグ騒動に関して公式的に謝罪会見を施し、世間のイメージは一変、佐野研二郎はパクリと盗作のデザイナーという印象がついてしまいました。しかしこの時点でもなお、佐野研二郎はオリンピックエンブレムのデザイナーを降りるつもりは毛頭なかったようですね。五輪エンブレムの審査委員代表だった永井一正はベルギー側が提訴したことを受け、佐野研二郎のオリンピックエンブレムには原案があると発言。最初のデザインは現在のデザインとは違うものだったのだから、変更した現在のデザイン作品がパクリや盗作にはあたらないと発言、世間を驚かせます。ベルギーサイドにも当然報じられた原案の存在。ベルギーサイドは原案があるというのならば、原案にデザインを戻せばそれで話は済むではないかと反応します。しごく当然の流れです。point 433 | 1
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ところが、その原案とされる作品、実在する他国の企業が使用しているロゴに酷似していたため、修正が加わって現在のデザイン作品になったという経緯があったことが発覚します。え?最初っからパクリでその後修正したのにやっぱり盗作だったの?!ここまでネットで語られてきた佐野研二郎のデザインはパクリと盗作ばかりという説にリアリティが出ただけだったというオチに。
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佐野研二郎は博報堂を経てHAKUHODO DESIGN(代表取締役社長永井一史)に勤め、その後独立しています。この前勤務先の社長は東京五輪エンブレム審査委員代表を務めた永井一正の息子で、多摩美術大学の教授仲間ということも指摘されました。小さい美大と広告代理店の人脈社会。とはいえ、全く偶然ということはないのではという指摘も。オリンピックを取り仕切る広告代理店はやはり電通ですが、「博報堂利権」などという言葉まで飛び出すことに。さらにエンブレムの展開例のプレゼンに使用されていた資料にも、個人ブログで著作権を明示して掲載された写真を無断転用していることがわかります。著作権法違反が顕著だったということで、これをきっかけにして2015年9月、2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムは白紙撤回へ。これを受けてベルギーのリエージュ劇場は訴訟を取り下げ、エンブレム問題は苦い経験として人々の記憶に残るかたちへ。point 472 | 1
■あの松本人志が騒動を「クロ」と認定
当時松本人志の番組に出演した芸能人がさまざまなコメントをしている動画がありました。芸能人・松本人志としては「パクリというほどのデザインではない」と前置きしたうえで「クロ」などと発言。こちらがその動画ですので、よかったらご覧ください!
■佐野研二郎の家族についての詳細
写真:pinky-media.jp
佐野研二郎の嫁の存在は知っていますが、子供もいるということがわかっています。広報担当者としてメディアに露出していった佐野研二郎の嫁。佐野研二郎の嫁の名前は佐野恵子です。佐野研二郎の会社「MR_DESIGN」のマネージャーという表記になっています。子供がいるのか、育休が欲しいと掲載されている記事も見つかっています。また、佐野研二郎の会社「MR_DESIGN」のネーミングについても、実はパクリ・盗作疑惑があるのだとか。point 292 | 1
写真:livetvsoku.com
こちらは家族ぐるみの友人らしい女性のブログからの画像ということでした。幸せそうにも見えますね。
■佐野研二郎の実家の家族も気になる
写真:matome.naver.jp
実は佐野研二郎の家族はエリート一家で、父親は元内科医、兄が経済通産省にいるということで、オリンピックのエンブレム騒動では何度もその存在を指摘されてきました。佐野研二郎の兄・佐野究一郎。経済産業省商務情報政策局情報経済課長というものものしい肩書がついています。さらに、兄に関しましては、「データ駆動型イノベーション」の創出に向け、プライバシー・個人情報の保護、電子商取引のルール作りなどを担当しているのだそう。IT戦略特別委員会のビットコインなどの資金決済に関するヒアリングに参加しているようすが伝えられています。佐野研二郎の家族は、兄だけでなく親戚という佐野総一郎がJSCのメンバーだったことも、やはりネットは見逃さなかったようですね。point 403 | 1
■その後、佐野研二郎は行方不明にも
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まるで芸能人みたいにマスコミに追い続けられた佐野研二郎。相当ストレスもあったそうですね。オリンピックのエンブレムの使用中止が正式に決まると、佐野研二郎は死亡説まで出るように。そんな中、ちょっとイメージチェンジを図ったらしい佐野研二郎の姿がテレビに登場して話題を集めます。オリンピックのエンブレム騒動がひと段落したところで、表参道でカレー屋にランチに出かける佐野研二郎がまたしてもメディアを賑わせます。一時は行方不明説まで出ていた佐野研二郎ですが、現在は仕事も再開しているそうですよ。point 322 | 1
■佐野研二郎の現在はどうしてる?
写真:dokujyoch.net
佐野研二郎のパクリ・盗作騒動についてまとめてみましたが、いかがでしたか?家族の情報にも驚きですね、エリート一家だったなんて。さすが世間からネットから注目されるだけありますね。佐野研二郎の家族の情報も併せて、デザイン界を震撼させた「佐野る」ことパクリ・盗作疑惑騒動。佐野研二郎のすべてを否定するだけでなく、商業デザインのすべてを否定されたような気分にモヤモヤした人も多かった?!佐野研二郎の今後にも注目していきたいですよね。point 293 | 1