またもや高齢ドライバーによる事故が発生しました。6月11日午後6時55分ごろ、名古屋市昭和区伊勝町の市道で、乗用車が道路脇のガードレールとフェンスを突き破って市立伊勝小学校の校庭に突っ込みました。幸いにも事故当時、校庭は無人だったようでけが人はありませんでした。運転していたのは70代の男性だったといいます。
愛知県警昭和署によると、乗用車は丁字路の右から来た車を避けようとして、ハンドルとアクセルの操作を誤ったのではないかといいます。
事件当時は小学校に無人だったといいますが、もしも小学生が学校にいる時間帯に事故が発生していたら、とんでもない事故になっていたのかもしれません。
その後、近くを走っていた車のドライブレコーダーが、猛スピードで突っ込む車を捉えていたことが明らかになり、映像が公開されています。
画面左から、突然飛び出してきた白い乗用車は、猛スピードで歩道のガードレールと小学校のフェンスを突き破り校庭の花壇に乗り上げています。
運転していた70代の男性は、顔などに軽傷を負ったといいますが、「どうやってぶつかったか覚えていない」などと供述しているとのことです。
このドライブレコーダーを提供してくれた女性によると、「左からノンストップで、ブレーキをかけてなくて。車の影が見えた瞬間に、この車は絶対止まらないと思い、急ブレーキをかけた。怖くて足も震えるし、手も震えるし。一秒違ったらと考えると」と話しています。
また、近所に住む同小出身の40代男性会社員はパトカーの音を聞いて現場を訪れ、「この時間だからまだよかったけど、子どもがいる時間だったらこわい」と心配そうに話していました。
またもや高齢ドライバーによる事故が発生し、今回のケースでは死者が出ていませんが、絶えない交通事故に世間からは心配の声が上がっています。
「路地側には一時停止の義務があるはず。止まるべき所を止まっていない。この時、意識を失っていたかな。児童がいなかったのが幸い。登下校の時間で児童がいたら大参事になっていたはず。」
「映像しか見ていないが意識失ってたら狭い道路をあの速度では走れないはず。ライト点灯していないのに中央が光ってるっぽいからブレーキ踏んでないわけではないのかな？」
「まさに間一髪。撮影している自動車と衝突していたら大事故になっていたな。」
果たして、高齢ドライバーによる事故はいつ減るのでしょうか・・・。不安が募る一方です。