日々の食生活に欠かせない炊飯器ですが、「一ヶ月あたり、電気代はどのくらいなのだろう」、「ご飯をずっと保温しているけど、電気代はいくらなのか?」と疑問に思ったことはないでしょうか。そこで炊飯器で炊飯や保温をする時にかかる電気代、節約につながる使い方を紹介します。
一ヶ月の炊飯器の電気代は?
まず、炊飯器は「マイコン炊飯器」「IH炊飯器」「圧力IH炊飯器」の3タイプに分けられます。1日1回炊飯器を使用し、炊飯には1時間かかり、保温を5時間するとします。1kWhあたりの電力量料金は、27円で計算します。
炊飯器の電気代は、「消費電力(W)÷1000×使用時間(時間)×1kWhあたりの電力量料金(円/kWh)」で計算できます。
マイコン炊飯器
1時間炊飯し、5時間保温をすると、電気代の合計は6.642円。1か月あたりの電気代は、約206円となります。
1回の炊飯時消費電力量:162W
1時間の保温時消費電力量:16.8W
- 1回の炊飯にかかる電気代は、「162W÷1000×1時間×27円/kWh=4.374円」です。
- 5時間の保温をした時の電気代は、「16.8W÷1000×5時間×27円/kWh=2.268円」です。
IH炊飯器
炊飯と保温の合計は6.6825円、1か月では約207円かかる計算です。
1回の炊飯時消費電力量:172W
1時間の保温時消費電力量:15.1W
- 1回の炊飯にかかる電気代は、「172W÷1000×1時間×27円/kWh=4.644円」です。
- 5時間の保温をした時の電気代は、「15.1W÷1000×5時間×27円/kWh=2.0385円」です。
圧力IH炊飯器
炊飯と保温の合計では、7.155円、1か月では、約222円となる計算です。
1回の炊飯時消費電力量:176W
1時間の保温時消費電力量:17.8W
- 1回の炊飯にかかる電気代は、「176W÷1000×1時間×27円/kWh=4.752円」です。
- 5時間の保温をした時の電気代は、「17.8W÷1000×5時間×27円/kWh=2.403円」です。
一般的に、3タイプの中では、マイコン炊飯器は消費電力が小さくなる傾向にあります。しかし、機種によって一概にそうとは言い切れず、電気代に大きな差は見られませんでした。
炊飯器の電気代を節電する方法
保湿時間を短縮する
炊飯器は、保温にかかる時間が長いほど、電気代が多くかかります。上記の、電気代を計算でもわかるように、10時間保温すると、一回の炊飯にかかる消費電力と同じ電力を使うことがわかりました。保温時間を短くするには、タイマー機能が有用です。また、食事の時間に合わせて炊飯することで、保温時間を短縮し、節約だけでなく、炊きたてのご飯もいただけます。point 337 | 1
一度にまとめて炊く
炊飯の回数を減らすことも、電気代の節約につながります。例えば、朝と夜に一合ずつ炊くのではなく、一度に2合炊いたほうがはるかに経済的です。炊いたご飯は冷凍庫や冷蔵庫に保存し、電子レンジで温め直すことで作り置きが可能です。
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