4月19日に、東京・池袋で高齢者が運転する乗用車の事故で、若い母娘2人が亡くなった件で、事故当時、運転していた高齢者の表記が「旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長」とされており「飯塚幸三容〇者」と紹介されなかったことに、疑問の声を隠せない方々が多かったようです。国の上級国民であるだけに忖度があったのでは?という声も多いです。
事故の当事者が「容〇者」と呼ばれなかった理由
今回、事故を起こした飯塚幸三元院長に対し「2人の命を奪っているのだから容〇者に間違いない」「入院して逮〇されていないからといっても、この人がやったことに間違いないではないか」という声が多かったようです。確かにごもっともな意見ですが、なぜ飯塚幸三元院長は容〇者と呼ばれないのでしょうか?
正式に逮〇されないと容〇者扱いにはならない?
事故後、飯塚幸三元院長は逮〇や書類〇検がされず、入院したため警察はきちんと説明を聞くこともできなかったようです。そのため、法的に「容〇者」の立場にはまだないこと、本人の正式な弁解もなく容〇の内容をきちんと提示できるには至っていなかったためだとされています。
「元院長」よ呼ばれたのは国からの忖度?
では、なぜ「元院長」と呼ばれるようになったのでしょうか?これには「加〇者を擁護する記事だ」「肩書で罪が軽くなるのか」「元官僚という『上級国民』だから逮〇されない」といった、加〇者をひいきしているような肩書だという指摘が多かったのですが、飯塚幸三元院長は加〇者といっても、元通産省幹部という社会的立場の重い公職に就いていた人物であるということに変わりはないため「元院長」という肩書を使ったとされています。
「さん」付けはふさわしくない?
飯塚幸三元院長は、上記のような理由で「容〇者」と使えないわけですが、それならば「飯塚幸三さん」「飯塚幸三氏」と報じる方がまだ違和感はないと思われるのですが、「さん」「氏」というのは敬称なわけで、加〇者に対し敬意を表すにのは抵抗があります。実際に、当初は「飯塚幸三さん」と報道したメディアも多くありました。しかし、その後、飯塚幸三元院長の過去の職歴を確認できた時点で「元院長」という肩書に切り替えたようです。
まとめ
このように、加〇者と容〇者扱いしなかったことには正当な理由があるようです。呼称は報道機関が独自に判断するそうですが、それでもいまだ「元院長」と紹介されることに違和感を覚える方は少なくありません。事故そのものよりも、国の加〇者の扱いにフォーカスが当てられた今回の件ですが、なんだか後味の悪い扱いのような気がしてなりませんね。