加齢に伴い太りやすく痩せにくくなったと感じているという人は多いのではないでしょうか。それは、基礎代謝量の低下が大きく関係しています。基礎代謝量とは人間が生きていくうえで必要不可欠な最小限のエネルギーのことです。言い換えると、何もしなくても勝手に消費されるカロリーということになります。基礎代謝量は年齢を重ねるにつれてどんどん低下していきます。
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基礎代謝量が低下すると消費カロリーが減ってしまい、太りやすく痩せにくくなってしまうというメカニズムです。ですので、太りにくく痩せやすい巡りの良い体質に導くためには基礎代謝量をアップさせるということが重要なポイントとなります。
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基礎代謝量をアップさせるために積極的に行うべきことは、筋トレです。筋トレをして筋肉量が増えれば基礎代謝量はアップします。年齢はどうすることもできませんが、筋トレは誰でもチャレンジすることができます。年齢のせいにしてあきらめずに今から筋トレをして筋肉量を増やしていきましょう。筋肉量が増えれば自ずと基礎代謝量もアップして消費カロリーを増やすことができます。効果的かつ効率的に基礎代謝量をアップさせるためには、体の中の比較的大きな筋肉を鍛えることがポイントとなります。体の中の大きな筋肉といえば下半身の筋肉です。下半身の筋肉は体全体の筋肉の約70%を占めています。ですので、下半身の筋肉量を増やすことが基礎代謝量のアップ、ひいては消費カロリーの増加に結びつきます。
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下半身の筋トレとして最もポピュラーなものといえばスクワットです。スクワットの効果は、脚やお尻やお腹や背中の筋肉をまとめて鍛えることができる、下半身全体を引き締めることができる、血行が促進されるので下半身のむくみを解消させることができる、腹筋が鍛えられることで便秘を解消させることができる、腰痛や肩こりや冷え性を改善させることができる、姿勢が良くなるなどがあります。代謝や血行が促進されて巡りの良い体質に導くことができるので、効果的かつ効率的に痩せることができます。ただ痩せるだけではなく、体が引き締まるので見た目の美しさにもつながります。しかし、これらの効果を得るためには正しいやり方をしなければなりません。誤った方法でスクワットをしても思うような効果は得られませんので注意しましょう。トレーニングジムに通ってトレーナーのアドバイスを受けながらマシンなどを使用してスクワットをするのが効果的ですが、自宅でもスクワットは可能です。自宅でセルフでスクワットをする際に気をつけなければならないのがフォームです。
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姿勢を正しく維持して猫背にならないようにすることが大切です。猫背になるのを防ぐためには、腕を上にまっすぐ上げる、胸を張って両手を後頭部に添えるという方法が効果的です。正しい姿勢を意識したらゆっくりと膝を曲げて腰を落とします。背中が丸まって前傾姿勢にならないように、お尻を思いっきり突き出すような感覚で行いましょう。お尻を思いっきり突き出すことにより太ももの裏からお尻にかけての筋肉を効率的に鍛えることができます。なるべく腰を深く落とすと負荷がかかって効果的です。お尻を思いっきり突き出さずに前傾姿勢で膝を曲げると、膝に大きく負担がかかってしまい関節を痛めてしまう危険がありますので注意しましょう。
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スクワットの前後はしっかりとストレッチを行うようにすることも大切です。そのことにより筋を痛めたり筋肉痛になったりするのを防ぐことができます。初心者は無理をせずにゆっくりと行いましょう。慣れてきたらダンベルを持って負荷をかけたり回数を増やしたりしどんどん筋肉量を増やしていきましょう。筋力アップのためには、肉や魚介類や大豆製品や乳製品や卵などのタンパク質を積極的に食べたりプロテインを摂取したりするのが効果的です。スクワットで下半身の筋肉量を増やして基礎代謝量をアップさせて年齢に負けない巡りの良い体質に改善させましょう。