食べると太りやすいイメージがあるソーセージ。実際にはどれくらいのカロリーや栄養が含まているのでしょうか。ソーセージのカロリーの目安や種類ごとの違いについてご紹介します。
ウインナーソーセージ1本分のカロリー
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ウィンナーソーセージのカロリーは100g当たり321kcalが目安となっています。ウィンナーソーセージは1本18g程度でつくられていることが多いため、1本分は約58kcalという計算になります。ほかの加工肉と比較すると、ウィンナーソーセージはハムやサラミよりもカロリーが高く、ベーコンよりは少し控えめとなっています。1、2本食べる程度ではあまり気にする必要はありませんが、5本分(90g)でちょうどご飯1膳分と同じカロリーを摂取することになるため、食べ過ぎには注意する必要があります。
高カロリーの原因は脂質?
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ウィンナーソーセージのカロリーが高いのは、脂質が多く含まれているためです。ウィンナーソーセージ100g当たりには約28.
5gの脂質が含まれており、水分を除けば脂質が最も多い栄養素となっています。羊や豚の腸に肉と調味料を詰めて作られるウィンナーソーセージは、ほかの肉と比べてもタンパク質が少なく、脂質が多くなっています。もともと脂質が多いため、油を使って調理した場合はさらにカロリーが高くなります。できるだけカロリーを抑えたい場合は茹でるなどの調理法が適しています。
ソーセージの意外なメリットや健康効果
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ウィンナーソーセージには、レバーなどと同じようにビタミンB12やナイアシンといった水溶性ビタミンが含まれています。ビタミン12は葉酸とともに赤血球中のヘモグロビン生成を促進させ、動脈硬化や貧血のリスクを抑える働きがあります。ナイアシンは体内のエネルギー生産に役立つほか、うつ病などの神経症状や疾患を改善する効果があることで知られているビタミンの1種です。アルコールを分解するために必要な栄養素のひとつでもあるので、お酒を飲むときに摂取すると2日酔いなどを防ぐ効果があるとされています。ドイツなどでは、ビールとウィンナーソーセージが食事で組み合わせられることが多くありますが、味の相性だけではなく、健康面でも意外なメリットがあります。
魚肉や生ソーセージのカロリー
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同じソーセージでも使われている材料や加工方法によって、カロリーは異なってきます。スケソウダラの肉などが主に使われている魚肉ソーセージは、一般的なウィンナーソーセージよりもカロリーが低く、100g当たり161kcalとなっています。ただし、ちくわなどの他の魚肉食品と比べると3倍以上の脂質が含まれているため、あまりダイエットに向いている食品とは言えません。また、燻製されていない生ソーセージは、100g当たり279kcalと少しカロリーが抑えられています。燻製したウィンナーソーセージと比べるとタンパク質が若干多く、脂質も少なっているのが特徴です。
まとめ
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ソーセージに含まれているカロリーや栄養についてご紹介しました。ソーセージには脂質が多く含まれているため、必然的にカロリーの方も高くなってしまうようです。1本分(18g)だけでも58kcalものカロリーがあるため、うっかり食べすぎてしまうと過剰なカロリーを摂取してしまうことになります。ダイエット中はできるだけ食べるのを控えて、ほかの食べ物でタンパク質などを摂取することをオススメします。