タレントのデヴィ夫人が、以前放送の読売テレビ『八方・陣内・方正の黄金列伝』に出演しました。その際に、インドネシア建国の父とされるスカルノ初代大統領との出会いを明かしました。
当時、赤坂の高級クラブで働いていたデヴィ夫人は「インドネシアと日本の貿易の仕事をしていた方がいて、その人のガールフレンドと私がお友だちで」と説明しました。その友人女性と現在の東京宝塚劇場で映画を見ようと、帝国劇場のレストランで待ち合わせをしていたところ、「大統領ご一行が通られたんですよ」と当時を振り返りました。
スカルノ大統領の従者から「(大統領が)上でお茶会をしているので、そこでお待ちになられませんか?」と誘われ、会場に向かうとそこは「正面にでーんと大統領が座っていらして…」と華やかなパーティーだったといいます。この運命の出会いに、月亭方正は「おとぎ話みたい」と感嘆の声をあげました。
その後、デヴィ夫人はスカルノ大統領と文通を経て、「3ヶ月後に『2週間ぐらいインドネシアに遊びに来ませんか?』って言われて、その2週間が永遠になってしまったんですけど」としみじみとかたりました。インドネシアへ行くことは母にも伝えなかったといいます。
スカルノ大統領から英語で「私のインスピレーションとなって力の源泉となり、私の人生の喜びとなってください」とプロポーズされ、「こんな美しいプロポーズの言葉、100年生きても聞かれないだろう。天の定めと思った」と“第三夫人”になることを決意したそうです。デヴィ夫人は「若かったからこそできたと思うんですよ」と懐かしげに振り返りました。
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]