佐藤健は、高校2年生の時に原宿でスカウトされ、2006年頃から本格的に芸能活動を開始している俳優です。端整な顔立ちは勿論のこと、高い演技力が好評を博しています。数多のドラマ作品の中から、人気作を紹介しますね。
10代最後に出演した渾身の作品
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佐藤健は、2009年に放送された連続ドラマ「メイちゃんの執事」に出演していました。執事に扮してヒロインを守ろうとする姿が多くの女性を魅了しました。放送期間中は、ドラマに感動した視聴者の声がオフィシャルブログに連日寄せられていたそうです。ファンだけでなく佐藤健自身もドラマ終了を惜しむコメントをブログに投稿しています。10代最後に出演したドラマは一生の思い出になったようですね。宮城理子原作の少女漫画の世界観に基づいて好演した成果が認められ、第60回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。
戦争ドラマに挑戦
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佐藤健は、単発ドラマ「最後の絆 沖縄・引き裂かれた兄弟~鉄血勤皇隊と日系アメリカ兵の真相~」において鉄血勤皇隊隊員に挑戦しています。同作は太平洋戦争末期の沖縄で実際に起きた出来事を題材としており、終戦を記念する特別番組として2011年8月に放映されました。戦争ドラマに出演した経験は殆どありませんでしたが、泥臭い演技で戦中の悲劇を見事に表現しました。大杉漣や手塚理美など、名だたる実力派俳優との競演が新たな才能を開花するきっかけになったようです。また、果敢に難役にチャレンジする姿勢が優れた演技力へと繋がっているのかもしれませんね。
プロ根性を貫いた作品
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2015年、「TBSテレビ60周年特別企画 天皇の料理番」の主人公に佐藤健が大抜擢されました。同作は、秋山篤蔵が数々の苦難を乗り越え、昭和天皇に仕える一流料理人へと成長する姿を描いた感動の物語です。数多の調理シーンがありますが、彼は代役を立てずに自らが演じています。まさに役者の鏡ですね。また、与えられた役に合わせて髪型を変えることに抵抗を持っておらず、同作では坊主頭で登場する場面もあります。妥協を許さずに真摯に演技に取り組む心意気が多くの人々に感動を与えているのかもしれませんね。さらに、2015年・2016年には同作の主演として数々の賞を授与されて話題になりました。
一流俳優の道を猛進
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佐藤健は、「何色にでも直ぐに染まれる状態」を理想としており、役作りに熱心です。既成概念にとらわれることなく多種多様なジャンルの作品に出演する中で、着実に一流俳優へと成長しています。加齢に伴って演技の深みが増すことを期待されており、今後の作品も見逃せませんね。