喫煙者のお父さんをもつ1歳の赤ちゃんの体内から検出されたニコチン量
喫煙は、人体に有害であり、喫煙者の周りにいる人々にも悪影響を及ぼします。
実際に受動喫煙は、直接タバコを吸う喫煙者よりも危険だといいます。
ある海外メディアでは、喫煙によって引き起こされる様々な影響に関する実験が行われました。
この実験に参加した1歳の赤ちゃんをもつお父さんは、子供のために普段から部屋のドアを閉めてタバコを吸っていると話しました。
しかし、家の中でタバコを吸った時に発生する発がん物質NNKの数値を測定すると驚きの結果が…!
赤ちゃん用の歩行器や、家族が生活するほかの部屋、トイレやキッチンからも大量のNNKが検知されたのです。
専門家によると、「NNKは換気してもなくならず、ベタベタと壁に張り付き、大気が暖まると空気中を飛び回る」といいます。
この結果から、どれだけタバコを吸う場所から離れていようと、広範囲に悪影響が及ぶことが分かります。
さらに、煙に含まれるニコチンが体内に入った場合に生成される物質コチニンを検査した結果、喫煙者であるお父さんの体内からは1240ml、妻からは967ml、赤ちゃんからは43.4mlが検出されました。
これに専門家は、「赤ちゃんからは絶対に検出されてはいけないコチニン量だ」と伝えました。
特に、細胞分裂の多い赤ちゃんには微量のコチニンも致命的だと言えるでしょう。
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