よく、大人の豪遊で「ドンペリを〇本空けた」などと聞きますよね。
夜の世界では欠かすことができないと言われているお酒「ドンペリ」についてまとめてみました。
■そもそもドンペリって何?
ドンペリは正式には「ドン・ペリニヨン」という銘柄で、有名なモエ・エ・シャンドン社によって作られているシャンパンです。
夜の世界で目にすることが圧倒的に多いため、何かとバブリーなイメージがありますよね。
一般的なグレードで琥珀色のドン・ペリニヨン、ピノ・ノワール種のブドウで作られたロゼワインベースのドン・ペリニヨン ロゼ、長い熟成期間を経たドン・ペリニヨン レゼルヴ・ドゥ・ラベイなど、種類も豊富で、高級シャンパンとして高い人気を誇っています。point 219 | 1
■ドンペリは意図的に生産されたものではない!?
美しい琥珀色にきめ細やかな泡立ちが特徴のドンペリですが、実はその誕生はまったくの偶然だったと言われています。
その昔、安定した白ワインを作るため、ワインの二次発酵をとめる研究がなされていました。
二次発酵をとめる、とはつまり発泡しないように管理する、ということ。
長期間の保存や熟成を可能にするためには、二次発酵でワインが泡立つことを避ける必要があったのです。
ですが皮肉なことに、当時の貴族たちは、この発泡性のワインを好んで飲みました。
ドンペリは不良品でありながら大人気を得るという不思議な飲み物だったのです。point 325 | 1
■なぜこんなに高いの?
ドンペリの価格は、一般的なグレードでも1本1万円超。
決して安いとは言えない価格ですよね。
その価格設定はドンペリのルーツにあります。
ドンペリはもともと貴族が好んで飲んでいたもの。
当然、購入価格は高くなります。
同じバッグでも、ブランドバッグは高い、というのと同じような理屈です。
また、発泡する性質を考えれば、期間を置いて保存しておくこともできず、開栓したら飲み切ることが基本となります。
そんな贅沢な特徴も、ドンペリが高いと言われる所以なのかもしれません。point 286 | 1
■高級クラブでドンペリが好まれるわけ
一般的な酒屋にも売っているというのに、ドンペリと聞くと、どうしても高級クラブを想像してしまうという人も多いのではないでしょうか。
また、結婚披露宴の乾杯酒としても安定した人気を誇っています。
ドンペリは「特別な日のためのお酒」というイメージが定着しており、お客様に特別な時間を提供する高級クラブでは欠かせないアイテムとなっているのでしょう。
「ドンペリを〇本空けた」と発言することに一種のステータスを覚える人もいる、ということですから、お金を使う場にふさわしいお酒と言えるでしょう。point 306 | 1
■実はドンペリはおいしくない!?
気になるドンペリのお味ですが、人気の高さとは裏腹に、「ものすごくおいしい!」という人は少ないようです。
いわゆる本格的な味で、酸味が強く、飲みやすさでいったら、もっと安価なワインの方が上という意見も。
それでも多くの人から愛されるお酒であることは間違いありませんね。