自分が捨てられたなん考えていなかった犬は、飼い主が乗っている車を追いかけ続けていました。
イギリス日刊デイリーメールは、可哀そうに動物保護施設の前に捨てられた犬の話を紹介しました。
米国テネシー州にあるホーキンス郡動物保護施設の駐車場に一台のトラック一が入ってきました。
トラックの中からは一人の男性と一匹の犬が降りてきました。
動物保護施設に早歩きで向かい、近くまで来た男性は犬の首輪を外してあげた後、急いで自分のトラックへ戻りました。
動物保護施設に犬を捨てて、一人で家に帰ろうとしたのです。
しかし、何も知らなかった犬は必死に飼い主に追いかけてトラックまでついてきました。
男性はそんな犬の姿を全く気にせず、トラックを運転して駐車場から出てきました。
そんな素っ気ない飼い主の行動に、犬は決してあきらめませんでした。
犬は全力を尽くして飼い主のトラックを追いかけました。
車がたくさん走っている道路状況も気にせず、ただただ飼い主に追いかけていました。
犬がいることに気付いていない車両に衝突しそうな危険な状況も何度かありました。
幸いなことに、当時、週末でも動物保護施設の中には何人かの従業員が残っていました。
この状況を目撃した従業員は急いで駆けつけて、犬の安全を確保しました。
救助された犬は従業員のおかげで徐々に安定しました。しかし、まだ警戒しているようで、攻撃的な姿を見せていることが分かりました。
動物保護施設には、飼い主だと推定される匿名の手紙が届きました。
手紙には、「2週間前に犬を家に連れてきたが、自宅で飼っている他の犬とうまくいかず、保護施設に連れて行った」と、言い訳に満ちた内容でした。
これに動物保護施設のスタッフは、「私たちは中にいたのに、男性はノックもしなかった」、「犬を救ったのは良いことだが、動物保護施設の前に放置したのは、危険であり、大きく誤った行動である」と伝えました。
現在、犬は予防接種と中性化手術を受けた後、新しい家を探していることが分かりました。